内容説明
オバケとは何だろう?それは、途方もない問いです。オバケを確かに見たぞ、と声高に主張する人もいれば、オバケのようなものを見たのだが…と心許なげに囁く人もいます。古くから世界各地でその姿を絵画に写され、近年では文学、漫画、映画等々にさまざまなかたちで登場するオバケ。そうして広く人々の知るところとなったオバケは、いまなお日々増殖しつづけているかのようです。暗がりや人気のない場所に、オバケの気配が。一陣の風や揺れる水面に、オバケの痕跡が。正体不明のオバケの存在を、人は感じ取ります。なぜなら、人はオバケが大好きだから!本書は、2024年7月より東京・立川のPLAY!MUSEUMではじまる展覧会「オバケ?」の公式図録です。同展のために発足した「オバケ研究所」が、各界の第一線で活躍する「オバケ研究員」たちの研究成果をまとめました。
目次
せんめんじょできっちんで
オバケ研究所よりごあいさつ
会いたいオバケだあれ?―バーバパパ 会いたくないオバケだあれ?―ねないこだれだ
会いたいオバケと会いたくないオバケはいつから?―日本の絵画におけるオバケ考
water
わたしの愛するオバケ
幽霊変奏曲 イーディス・ウォートンの幽霊譚
オバケの音楽は、おもろこわい!
オバケ映画の世界へようこそ
コロボックルと一緒に/はじまりのひ・おばけのこ
obake?
オバケマンガ
オバケ?
わたしの愛するオバケ
多分私はオバケと共に生きて来た
あなたのそばにもきっといる!?人間くさくて滑稽な、落語の世界のオバケたち
おばけと桜
ぼくがおばけになるとき
決済端末
「オバケ?絵本500」を選ぶ―世界の絵本におけるオバケ考
「オバケ?絵本500」リスト
オバケズ
世界のお墓
けいとのたま
オバケ湯




