内容説明
1831年、チャールズ・ダーウィンはビーグル号にのって世界一周の旅に出発しました。イギリスとはちがう風景に目をみはり、船酔いにくるしみながらも、5年ものあいだ、南アメリカ大陸や島じまの調査をおこないました。スリルにとんだその旅を、たのしい絵地図でしょうかいします。
著者等紹介
サームズ,ジェニファー[サームズ,ジェニファー] [Thermes,Jennifer]
地図のイラストを得意とする画家、子どもの本の作家。パーソンズ美術学校でコミュニケーションデザインを学び、卒業後、雑誌の編集部で働く。その後、フリーランスのイラストレーターとなる。アメリカ合衆国コネティカット州の18世紀にたてられた農家に、家族と暮らしている
まつむらゆりこ[マツムラユリコ]
松村由利子。1960年生まれ。毎日新聞社で科学環境部、生活家庭部などの記者として働いたのち、執筆、翻訳に専念。2010年から沖縄・石垣島で、家族と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kayo
25
ダーウィンってどんな人?という興味を満足させるのにちょうど良い絵本。高学年以上にもお勧め出来ます。1800年代のGPSもコンピューターもない時代に、5年間もの長い航海と観察。よくご無事でお帰りになりました。自然への、生物へのダーウィンの関心と情熱が天晴れで、一途な思いが後世に素晴らしい知識を残してくれました。2020/06/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
6年生ブックトーク授業【テーマ 伝記】冬休み前のブックトークで、長めの本を読んでもらったので、今回は絵本を中心に選書。ビーグル号で西回り世界一周のはなし。南米チリでは火山の噴火、地震、津波、隆起の体験をしたそうです。『ダーウィンの種の起源』岩波書店、『生命の樹』徳間書店、も関連本として紹介。 『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』 https://bookmeter.com/books/12736537 紹介絵本。【テーマ 自然という贈り物】2020/01/22
遠い日
10
ダーウィンのごくごく簡単な伝記である。幼い子ども向けならこれでじゅうぶんな入門書になる。でも、わたしは絵本仕立てのダーウィンの伝記なら、ピーター・シスの『生命の樹』を推します。2017/11/11
しろくま
8
チャールズ・ダーウィンが5年にわたって海軍の調査船に乗船し研究をしながら旅した事を記した絵本。1830年代に5年もかけて旅するとはただただすごいと思いました。見るものすべてが不思議だったことでしょうね。絵が優しい雰囲気で親しみやすいです。動植物と地図にも少し強くなれるかも(^^;ぜひダーウィン自身が書いた『ビーグル号航海記』も読んでみたい気がしますがハードルが高いかな~!?2017/10/13
timeturner
7
すさまじい好奇心と体力に脱帽。当時の宗教界はダーウィンを否定したけれど、彼がビーグル号に乗り込んだことは神の意志によるものだったんじゃないかと思ってしまう。2018/07/14
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