内容説明
モモンガくんは、たかいたかいきのうえにすんでいます。モモンガくんにはまだ、おともだちがいませんでした…。ちいさな子がゆうきをもってふみだすきもちを、そっとささえるおはなし絵本。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年徳島県生まれ。小学校教諭、徳島県鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は児童文学を中心とする創作と講演活動を続けている
狩野富貴子[カリノフキコ]
1945年高知県生まれ。広告関係の仕事を経て、絵本や読み物の挿絵の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
22
隣市で。くすのきさん、ゆっくり追っかけ中。高い木の上に住んでいて、下におりたことがないモモンガくんにはお友達がいない。お父さん、お母さんに励まされても、恥ずかしがり屋なので、下で遊ぶ動物たちに声を掛けられない。そこに、飛んできた風船が細い枝の先に引っ掛かって……。子どもの不安な気持ち、ドキドキする様子、そして、踏み出せた時の喜びが丁寧に描かれている。狩野富貴子さんの絵が、またいいのだ! プレゼントにもいいと思う。2015年出版、書店には置いてないかな〜。2021/10/06
花林糖
12
モモンガくんに友達が出来るという微笑ましいお話。狩野 富貴子さんの絵がもの凄く可愛らしく、読んでいてほのぼのとしました。2015/04/29
ヒラP@ehon.gohon
5
引っ込み思案のモモンガくん。 なかなか動物たちの遊びの輪に入って行けません。 空中に飛び出すにも、不安でなりません。 きっかけを作ってくれた赤い風船が印象的です。 友だちデビューのハラハラドキドキの気持ちが、とてもほほえましく感じられました。2015/08/14
読書国の仮住まい
4
モモンガくんは木の上に住んでいるのでまだお友達がいません。 両親は一緒に遊ぼうと言うだけだと諭しますが、恥ずかしくなって言えません。 木の上からみんなが遊んでいるのを眺めるだけです。 ある日騒いでいる声で目が覚めました。 木の枝に引っかかった風船を取りたいようです。 ジャンプしても手を繋いでも木を揺らしても肩車しても届きません。 両親に促され空に飛び出します。 風船をキャッチ、地面に着地。 みんな凄いやと集まってきます。 小さな声で一緒に遊ぼうと言いますと。 何して遊ぼう? たくさんの友達が出来たのです。2022/04/06
こまさん
2
お友達になるのって勇気がいりますよね。ちょっとしたことがキッカケで、ももんがくんも森の仲間とお友達に♪( ´▽`)2017/07/21