詩想社新書<br> 「墓じまい」で心の荷を下ろす―「無縁墓」社会をどう生きるか

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詩想社新書
「墓じまい」で心の荷を下ろす―「無縁墓」社会をどう生きるか

  • 島田 裕巳【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784908170324
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0295

内容説明

「先祖代々」という幻想が私たちを悩ます。地方の過疎化と高齢化は、「増えすぎた墓」を世話する墓守の不足を急速に招いている。満足に世話のできない遠方の墓を持て余し、墓じまいを行う人も増えてきた。なぜ私たちはこれほどまで、お墓の存在を「重い」と感じるのだろうか。墓じまいの実際とともに、日本人にとっての墓の歴史、先祖供養のあり方、死生観の変化などにふれながら、私たちが墓に執着する理由を解き明かし、今後、「無縁墓」が増えていく時代の、新たな墓のあり方を考察する。

目次

第1章 私の体験した墓じまい
第2章 墓じまいにまつわるわずらわしさと解放感
第3章 どうすれば墓じまいはできるのか
第4章 現在のような「墓」に長い歴史はない
第5章 「故郷・実家・墓」の文化はほんの一時代のものだった
第6章 私たちがもつ残された骨へのこだわり
第7章 墓じまいへの「ためらい」はどこからくるか
第8章 私たちにとって墓がもつ意味は変わった
第9章 墓じまいで心の荷を下ろす

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在、東京女子大学、東京通信大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こちょうのユメ

9
個人的に実家の墓のことを考えるのに役立った。そもそも立派な墓が普及し始めるのは戦後のことらしい。墓は先祖の地元の寺に建てられ、高度成長期以降に多くの墓が作られた。今の日本人の生活からして、生まれた場所で生涯を終えることは、ほとんどないだろう。著者はそこでいう。墓を守る「家」には永続性はなく、墓じまいを考えるようになったら、ためらう事はなくそれを実行するしかない。無常観とともに生きてきてた私達が、その感覚にあうのは墓をつくることではなく、むしろ墓じまいをすることかもしれない、と。うーむ吹っ切れそうだ。2022/01/26

coldsurgeon

5
墓は、遺骨を納めている場所にはとどまらず、古墳の事例を考えても、礼拝するための場所である。そして、葬儀、墓は、世間に向かって自分の力を示し、認めてもらいたいという感情(商人要求)と考えれば、墓じまいにより承認欲求の苦しみから解き放たれる、と著者は記す。時代の流れであるが、その流れにどこまで身を任せるかあは、よく考えなくてはいけない。2021/09/14

sazen

4
墓じまいを考えたら、どのようなタスクが生じるのか、ざっくりまとめているページは参考になった。私自身が実際に直面する時期はまだ無いだろうけれど、それぞれの実家には墓が存在しているわけで、気になる。寺院側の視点や墓の仕組み、死生観まで多岐にわたる記述。色々なケースの紹介で勉強になる部分はあったが、文章運びがいまいち。話があちこち飛んで蛇足が多い上、何度も同じ内容を繰り返していたりする。2023/12/18

こたちゅう

4
いずれ私自身の問題になるであろう墓じまいについて、宗教学者らしく、体系的に教えてくれる。他でも言われていることだが、現在のな墓の文化は歴史が浅いということを詳しく教えてくれる。また、そんなお墓の持つ意味についても書かれていて、一方的に墓じまいを推奨するわけではない点も好感。一度墓じまいしたら引き返せない、というのはおっしゃる通りで、筆者が言うように後悔しない意思決定をしたいと思う。参考になった。2023/01/02

Asakura Arata

4
火葬して墓に祀るというのは、比較的最近の習慣だというのが驚きだった。確かに本家ご先祖の墓は、大正時代に作られたものだが、まな板くらいの大きさの石だからなあ。そもそも自然の土に帰るべき遺骨を、墓の中に保存しておくというのは、エコロジー的にどうなのかなあと思う。やはり散骨にかぎるなあ。自分は閉所恐怖症だし。西日本と東日本では遺骨の扱い方が違うというのも、初めて知った。2021/12/01

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