内容説明
時間感覚、要約力、例示力。一目置かれる知的な説明力の伸ばし方。最少の時間で最大の意味をやり取りし、「わかった感」を生み出す究極のアウトプット術公開!
目次
第1章 知的な「説明力」とは何か(実はほとんどの人が、説明下手である;説明力に、その人の知性が垣間見える ほか)
第2章 「組み立て方」で説明は一気にうまくなる(上手な説明の基本フォーマット;本を使った要約力の実践的トレーニング ほか)
第3章 日常生活で「説明力」をアップさせる方法(日常会話で説明力に必要な瞬発力を鍛える;説明力を鍛える近況報告トレーニング ほか)
第4章 心を動かす「説明力」の応用(出だしから相手を引きつける「通説but」の説明法;インターネットを超える説明力とは ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
齋藤先生による、相手によくわかる説明の仕方が懇切丁寧に書かれています。私はいつも独りよがり的な説明をしているのではないかと思って常に説明の仕方について気を配っています。この本ではそれをうまく説明されているのですが、自分でできるかどうかわかりません。いつも反省しています。三色ボールペンでの本の読み方も久しぶりに思いだしました。2019/12/07
Carlyuke
52
説明を15秒や1分でまとめる。要点を3点に絞ると決める。結論から入るパラシュート的説明。配布資料をA41枚にまとめ詳細は配布電子的に配布したより情報量の多い資料を参照してもらう。「最近どう?」の代わりに「最近印象に残ったことは?」このやり取りでの実例の教え子さんの生徒との経験が印象に残った。感じのいい期待以上の教師の対応。TVでコメントすることの多い人らしく現代的な要素が多く見られる点が特徴。齋藤先生の本は出てから数ヶ月から半年後に出る新聞広告がきっかけで興味を持ち読むことが多い。自分にとってのパターン。2020/01/29
k sato
48
説明力とは、要約力と例示力と時間感覚の総合力だ!テレビのコメンテーターとしても活躍されている齋藤孝先生。小学生や初見者にでもわかる解説が先生のセールスポイントだ。そのノウハウを、約200ページにまとめた一冊。説明力のトレーニングを大学の講義に組み込んでいるそうだ。毎週一冊、新書を読んでA4一枚にまとめて生徒同士で説明しあうトレーニングは効果が絶大。読書メーターの255文字感想文も、説明力のトレーニングといっていいだろう。東国原英夫、ロバート・キャンベル、カズレーザーは、説明力が高い頭のいい人だなって思う。2023/05/08
kou
47
読みやすく分かり易かった。説明力とは、時間感覚、要約力、例示力。説明のポイントは3つに絞る。参考になることは沢山有ったが、まずは以上の事を心掛けて練習していきたいと思った。本題から逸れるが、「テン・シュ・カク(テンション、修正、確認)」・・・テンションをしっかり上げ、指摘された間違いはすぐに修正し、全部確認してからアクションを起こす!は、初心に帰って心掛けたいと思った。2019/10/29
yamatoshiuruhashi
44
時間感覚と要約力、表現力。仰る通りです。やはり齋藤先生、頭が良い!当たり前のことだけど、分かり易く本質を説明してもらうと納得してしまいます。小さなわが社の幹部研修用に5冊を追加購入。2019/11/19