内容説明
トランプ大統領は、日米新時代のチャンス!日本はいかに「外圧」と対峙してきたのか。超大国・米国の思惑と、日本の外交戦略―。大戦後の日米の経済交渉史をひも解くと見えてくる、日本と米国のせめぎ合い。そこに戦後史の真実を発見!
目次
戦後日本の形を決めたアメリカの占領政策とは
日本独立、変動相場制に至る日米交渉の内幕
オイルショックへの世界と日本の対応
戦後初、日米二国間の経済交渉がもたらした自由化への波
市場介入に舵を切ったアメリカとのプラザ合意、ルーブル合意
日本の構造改革を要求しはじめたアメリカとのせめぎ合い
最後まで日本の首相が「ノー」と言った日米包括協議
円高・ドル安是正へ向けた日米協調介入の舞台裏
アジア通貨危機における「IMF・アメリカ」対「日本」のかけひき
アジア通貨基金構想をめぐるアメリカとの攻防
イラク戦争から異次元緩和まで、円ドルレートに対する日米の動き
独立国・日本の「在日米軍」という矛盾
アメリカの変質と新しい日米関係をつくるチャンス
著者等紹介
榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省に入省。ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任する。為替・金融制度改革に尽力し、「ミスター円」と呼ばれる。1999年退官後、慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学特別招聘教授、財団法人インド経済研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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