内容説明
米国に追従することが、日本の国力をつけ、民衆を豊かにする時代は終わった。米国主導の世界秩序の崩壊が始まりつつあるいま、なぜ日本は依然として米国に盲従し続けるのか。「日米基軸」という幻想に憑かれたこの国の深層を解き明かし、日本の進むべき道を探る。
目次
序章 衰退するアメリカとトランプ政治のこれから(「大逆転する世界」へ;「パクス・アメリカーナ終焉」の予兆 ほか)
第1章 トランプ出現とアメリカ帝国の崩壊(東アジアに残る冷戦構造と北朝鮮問題で垣間見えたアメリカの限界;日本外交はまた、米中関係を見誤るのか ほか)
第2章 「凋落するアメリカ」に従属し続ける日本の未来(安倍首相の目指す「戦後レジームからの脱却」とは何か;トランプの対日外交はどうなるか ほか)
第3章 戦後日本の「日米基軸」論を超えて(「アメリカの解体」がトランプ大統領を生んだ;リーダーの座から滑り落ちつつあるアメリカと日本の共通点 ほか)
終章 破綻した政権と国民(取り入りの果ての侮蔑と憎悪;対露外交の破綻 ほか)
著者等紹介
進藤榮一[シンドウエイイチ]
北海道生まれ。1963年京都大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。筑波大学教授、ハーバード大学、プリンストン大学などの上級研究員、早稲田大学アジア研究機構客員教授などを歴任。筑波大学名誉教授、アジア連合大学院機構理事長。専門はアメリカ外交、国際政治経済学
白井聡[シライサトシ]
1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は政治学、社会思想。文化学園大学助教等を経て、京都精華大学人文学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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