内容説明
それぞれの道で成功する天才4兄弟と父が語る。親と子の両方の目線で語る子育て論。
目次
1 長男 大吾
2 次男 彗吾
3 三男 怜吾
4 四男 亮吾
家族団欒
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
江口 浩平@教育委員会
18
【子育て】オーディブルにて聴了。一時期メンタリストDaiGoの本にハマっていたことと、我が家も3兄弟を育てているということもあり、手に取った一冊。ただただ親が子を想う気持ちに共感したことと、それぞれの個性に合わせた関わりをすることの大切さが身に染みて分かった。教育方針は夫婦で話し合っておくこと、書籍の購入費には上限を設けないでおくこと、大学を卒業するまでは責任をもってお金と時間を惜しまずに関わることは、見習いたい。2025/01/28
あつお
16
「自分の頭で考える」を重視する本。 メンタリストDaiGoで有名になった松丸家。同調圧力の強い現代日本において、自分の頭で考えることの大切さを説いている。例えばDaiGoの場合、他国で前例のあったメンタリストを日本に輸入、知名度を上げた後に独自のサブスクサービスを展開している。松丸亮吾の場合は、クイズ・脱出ゲームを変形させて、短時間でも快感を感じられる謎解きを世に広めた。 世間に否定されながらも独自路線を開拓した松丸家の兄弟達。自己効力感が高く、幸福な人生を送っているのだと思います。2022/04/01
あつお
15
4人の兄弟全員が異なる分野で活躍する背景にある、家庭での教育哲学を明かした一冊です。親は子どもに一方的に教えるのではなく、対等な立場で問いかけを重ね、「自ら考える力」を育むことを大切にしていました。印象的だったのは、子どもが失敗した際、それを子どもの問題ではなく、教え方や仕組みに原因があると捉える母の姿勢と、自由と尊重を重んじる父の関わり方です。感情的なつながりと心理的安全性が、主体的な学びを支えていたことが伝わってきました。信頼と尊重に根ざした教育のあり方を考えさせられる、示唆に富んだ書籍でした。2025/06/29
緋莢
11
図書館本。エイミー・チュア『タイガー・マザー』を読んで、そう言えば…と思って手に取った本。ただし、最初は『タイガー・マザー』のように、母親が書いたと思っていたのですが、父親が書いたもので、母親は既に亡くなっているというのに驚きました。メンタリストのDaiGoとしてお馴染みの大吾、謎解きクリエイターの四男・亮吾、次男・彗吾はプログラマー、三男・怜吾は薬剤師の資格を持ち、調香師と して働きながらバンドで音楽活動をしているという、なかなかにユニークな兄弟です(続く 2024/11/02
ヴァンさん@NEWマンガ雑誌の読書会
11
偶然にも去年のこの頃、東大理三に三男一女を入れた佐藤ママという人の本を読んでいました。こちらは進路バラバラの四男という、佐藤ママにバリバリに対抗した本(かもしれない)です。どうせ色物だろうとペラペラめくっていましたが、三男怜吾さんの章で覚醒しました。有名なのは、一男メンタリストDaiGoと四男亮吾だと思いますが、安定した薬剤師という資格を持ちながら、調香師というマイナーな仕事をしているところにハッとしました。亡き母・順子さんへの思慕は、語り手の父・悟さんのみならず、四男全員から伝わる、いい本でした。2022/02/13
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