内容説明
それぞれの道で成功する天才4兄弟と父が語る。親と子の両方の目線で語る子育て論。
目次
1 長男 大吾
2 次男 彗吾
3 三男 怜吾
4 四男 亮吾
家族団欒
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
14
「自分の頭で考える」を重視する本。 メンタリストDaiGoで有名になった松丸家。同調圧力の強い現代日本において、自分の頭で考えることの大切さを説いている。例えばDaiGoの場合、他国で前例のあったメンタリストを日本に輸入、知名度を上げた後に独自のサブスクサービスを展開している。松丸亮吾の場合は、クイズ・脱出ゲームを変形させて、短時間でも快感を感じられる謎解きを世に広めた。 世間に否定されながらも独自路線を開拓した松丸家の兄弟達。自己効力感が高く、幸福な人生を送っているのだと思います。2022/04/01
ヴァンさん@少女マンガ雑誌を語る会
10
偶然にも去年のこの頃、東大理三に三男一女を入れた佐藤ママという人の本を読んでいました。こちらは進路バラバラの四男という、佐藤ママにバリバリに対抗した本(かもしれない)です。どうせ色物だろうとペラペラめくっていましたが、三男怜吾さんの章で覚醒しました。有名なのは、一男メンタリストDaiGoと四男亮吾だと思いますが、安定した薬剤師という資格を持ちながら、調香師というマイナーな仕事をしているところにハッとしました。亡き母・順子さんへの思慕は、語り手の父・悟さんのみならず、四男全員から伝わる、いい本でした。2022/02/13
まんまる
7
松丸父と松丸4兄弟の対談形式のようや内容。 4兄弟、皆個性がバラバラで父似・母似など分析されていて分かりやすく伝わる。 松丸家の教育方針「はひふへほ」に、親御さんの愛情を感じる。 子供に、勉強の義務や責任を押し付けない姿勢を見習いたい。 2022/08/30
ず〜みん
4
とても良い本だった。顔は似ていても全く違う分野で成功している4兄弟。何でも万能な、観音様のような両親ではなく、ナイター中継で不機嫌になったりする父親と、姑との関係に悩んだりする母親というごく普通の夫婦が子供の適性を見極めながら、基本は同じでも、性格に合わせた教育方針を決めて接していく姿が描かれていた。子供がサボったり苦しんでいても簡単に答えを言わず叱らず気づかせる、って部下持ってても苦しいのに子供にそれができるってすごい親だなと思った。2022/11/01
おまみ
4
教育、育児本というよりは、松丸家の伝記的な本。4人もいるとそれぞれの育ってきた道は多様。そして振れ幅がすごい。それは子どもたちに意思決定を任せてきたという教育方針からだと思う。口を出したい時にグッと堪えることが親として大事だなということを学びました。2022/08/15