内容説明
北は北海道から南は与那国島まで全国22の昆虫館に勤める昆虫マニアのスタッフが、昆虫の魅力をそれぞれの切り口で綴った本気の昆虫本!
目次
1章 みんなの“推し虫”(アカハネナガウンカとオオイクビカマキリモドキ(奥山清市・伊丹市昆虫館)
イモムシ3兄弟(園田恵子・(公財)宮崎文化振興協会 大淀川学習館) ほか)
2章 昆虫の魅力と楽しみ方(いもむしの脱皮(永田涼花・(公財)宮崎文化振興協会 大淀川学習館)
ゴキブリとの出会いと魅力(角田淳平・東京都多摩動物公園 昆虫園) ほか)
3章 プロが自慢する飼育スゴ技(チョウの個体識別(古川紗織・東京都多摩動物公園 昆虫園)
チョウの人工飼料(清水聡司・箕面公園昆虫館) ほか)
4章 昆虫館はスゴイ!(人と人、人とむし、人と自然をつなぐ(古川紗織・東京都多摩動物公園 昆虫園)
オオムラサキ(冨樫和孝・北杜市オオムラサキセンター) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
93
全国にある昆虫館のスタッフによる内緒話というサブタイトル。スタッフの推し虫がたくさん出てくる。皆自分の推し虫のことが熱く語られていて面白かった・虫が苦手という子供が増えているし、虫が飛んでいるだけで大騒ぎする大人も多い世の中だ。しkし虫がいないと困ることもたくさんあるはずだ。知らないところで生き物の底辺をがっしりtp固めてくれている。後半の飼育の話も面白い。続編もあるようなので読んでみたい。図書館本2022/11/17
Bugsy Malone
78
日本には22館の昆虫館が有るそうです。本書はそこに務める方々が昆虫の魅力を熱く語った昆虫本。まず1章は「みんなの推し虫」、ゴッキー┏(┏ ∵)┓カサカサ...さんやらカマキリヘ(゚∀゚ヘ)さんやら、とてもマニアックな虫さんたちが沢山。他にも昆虫の魅力、新種発見の苦労や飼育のスゴ技、昆虫館の紹介など面白いお話しばかり。小さいお子さんには難しい所もあるかと思うけど、大人が読んで鼻を膨らましながら( ˘꒳˘)フンフン ...と子供達に教えながら昆虫の魅力を伝えるには最適な本だと思いました!2021/08/22
TakaUP48
48
図書館で本のタイトルを見て、衝動借り!まずは、最初の頁を開くと、アカハネナガウンカの手塚治虫のマンガを連想させる寄り眼の正面顔にドッキリ!こんな昆虫がいるのか!衝撃だったのは、虫のうんち。虫のフンには、カブトムシ幼虫の長方形、アオスジアゲハ等の穴あき型など様々なうんちがある。虫がフンを排泄するなんていうことは、70を過ぎて初めて知る!チョウは匂い・形・色、ドラミングで好みの寄生植物を選び、産卵するという。昆虫のメチャ好きな人や好きでなかった人も「昆虫館」で働き、昆虫のスゴイ発見、感動を伝える一冊!2021/10/19
バニラ風味
19
こんな虫がいたなんて。蜂のようなカマキリ、モグラみたいなケラ…。全国の昆虫館にお勤めされている方々が、それぞれの「推し虫」を紹介。皆さまの熱い気持ちを感じます。正直、ちょっと寒くなるような虫も。何しろオールカラーで、実物より大きい虫写真なので、注意してページをめくりました…。スルーするもの、ちょっといいなというものなど様々。色々な、いも虫のフンを比べた写真を見た時、ちょっと乾物のフルーツを思い出してしまいました。私は最大級の蛾、ヨナグニサンにくぎ付け。幼虫はどんななのか、ネットで調べたりしちゃいました。2021/10/29
わらわら
13
私が虫に興味をもち始めた(好きになったのは)50歳過ぎてからではないだろうか。小さな蜘蛛が家にいるだけで逃げた小学生の頃が信じられない。この本です。実におもしろい、いくつかの昆虫館にいったことがある。この本を読んで思い出しました。多摩動物園の昆虫館ハキリアリの巣たち、じっと見たのは覚えているが菌かぁ。踏まえてもう一度行きたい。蝶も育てました。確かに餌が足りなくなります。さぁどこの昆虫館に行こうか、どの虫を探そうか、興味はどんどん広がりました。表紙のイラストが可愛くて買ったのです虫が描きたくってです。2021/10/12
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- おしゃ修行 双葉文庫




