内容説明
15世紀の欧州に起源を持つ伝統カードゲーム「クク」の全て。あらゆる地域・時代において記述された70以上のルールを集成。さらに、この伝統ゲームの謎に包まれた発祥と伝播につき、資料と文献をあまねく蒐集し、ひとつの遊戯史を描き出す。
目次
第1章 ククとその仲間たち(基本ルール;クク(日本) ほか)
第2章 ククのカードを使ったさまざまなゲーム(ククのカードを使ったゲーム;キッレのカードを使ったゲーム ほか)
第3章 トランプゲームとしてのクク(クク(トランプ)
トレセッテ Tresette ほか)
第4章 クク小史(イタリア起源説;フランスにおけるクク~トランプ遊びとして ほか)
著者等紹介
黒宮公彦[クロミヤキミヒコ]
1971年三重県生まれ。京都大学文学部卒業。学生時代に世界各地の伝統的なカードゲームに興味を持つようになり、以来ルールについて調べている。日本遊戯史学会会員。The International Playing Card Society会員。海外のトランプゲームの本、およびゲーム用タロットカードとククカードのコレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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