芸術論

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芸術論

  • 宮島 達男【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • アートダイバー(2017/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 135p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908122071
  • Cコード C0070

出版社内容情報

現代美術家・宮島達男がこの10年間に書きためた珠玉の言葉の数々を1冊の本に収録。書籍初収録となる貴重なドローイングも多数掲載すべての人がアートと共に生きる世界をめざす「Art in You」
宮島達男の最新の芸術論が詰まった箴言集

1988年、最も権威ある国際美術展「ヴェネツィア・ビエンナーレ」の若手作家部門「アペルト88」にて世界の注目を浴びて以来、国際的な活躍を続ける宮島達男。1999年のヴェネツィア・ビエンナーレでは日本代表として参加し、その評価を確実なものにしました。これまでの作品発表は、世界30カ国250カ所以上に及びます。
2000年代に入ってからは、2006年~2016年に東北芸術工科大学副学長、2012年~2016年に京都造形芸術大学副学長と教育の現場に立ち、後進の指導にあたってきました。
とりわけ教育に関わったこの10年は、作品発表とは違って、「言葉」を用いてメッセージを伝えることが多く、それをまとめたいという想いからできあがったのが、この書籍です。

構成は、大きく3つの章にわかれています。
第?章「哲学の深淵を語る」は、宮島が信頼を置く編集者・東晋平によるインタビューをもとに、新たに書き下ろされました。宮島の作品に通底する「3つのコンセプト」=〈それは、変化し続ける/それは、あらゆるものと関係を結ぶ/それは、永遠に続く〉の解説にとどまらず、さらにその深層にありながら、これまで発表されてこなかったフランス思想や仏教思想のルーツにまで迫った、まさにアーティスト宮島達男の核となるテキストです。
第?章「日々の言葉」では、2010年?16年までの宮島のツイートから、「アーティストとしての心得」や「考えるためのヒント」などが平易な言葉で語られ、第?章「芸術と平和」では、2001年?15年に新聞などに寄稿したテキストの数々などをまとめました。

また、作品制作の過程で生まれるアイデアスケッチやドローイングなど、書籍初収録となる貴重な図版も多数掲載し、言葉のみならずビジュアルでも、宮島芸術の根幹に触れることができる書籍となっています。
近年、宮島は前述の3つのコンプトに加え、「Art in You」という概念を提唱しています。これは、アーティストだけがアートの主体者ではなく、あらゆる人にアート的な感性があり表現が可能であるという意味であり、すべての人がアートを通じてよりよい人生を送ることを提示しているのです。この本を通じて、読者のみなさまがそれぞれの「Art in You」を体得するきっかけになりますように。

? 哲学の深淵を語る
「それ」とは何か
三つのコンセプト

作品(ドローイング)

? 日々の言葉
アーティストとして生きる君へ
創造の海
思考する石

? 芸術と平和
被爆「柿の木」二世根づく
旭日興年
芸術と評価
卒業
子どもにもっと芸術を
アーティストとして生きること
教育に携わる理由
作品の名前
マチュピチュと東北R計画
エイズ孤児と芸術の出会い
冬は必ず春となる
Art in You
枯山水における「見立て」
芸術と平和学
ドローイングとデッサン
作品の永遠性と保存
アーティストの未来

作品リスト
あとがき

宮島達男[ミヤジマ タツオ]
宮島達男/みやじまたつお
現代美術家
1986年東京藝術大学大学院修了。1988年ヴェネツィア・ビエンナーレ、新人部門に招待され、デジタル数字を用いた作品で国際的に注目を集める。以来、国内外で数多くの展覧会を開催。世界30カ国250カ所以上で作品を発表。最近の主な個展としては、「生と死─ 命の光」展(霧島アートの森、2015年)、「コネクト・ウィズ・エブリシング」(シドニー現代美術館、2016年)がある。1993年ジュネーブ大学コンペティション優勝。1998年第5回日本現代芸術振興賞受賞。1998年ロンドン芸術大学名誉博士授与。2006 -2016年東北芸術工科大学副学長。2012 -2016年京都造形芸術大学副学長。代表作に「メガ・デス」など。また、長崎で被爆した柿の木2世を世界の子どもたちに育ててもらう活動、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」も推進している。

内容説明

世界に衝撃を与えたデビューから30年。初めて語られる“宮島哲学”の深淵。書籍初公開のドローイングも多数収録!

目次

1 哲学の深淵を語る(「それ」とは何か;三つのコンセプト)
作品
2 日々の言葉(アーティストとして生きる君へ;創造の海;思考する石)
3 芸術と平和(被爆「柿の木」二世根づく;旭日興年;芸術と評価;卒業;子どもにもっと芸術を ほか)

著者等紹介

宮島達男[ミヤジマタツオ]
現代美術家。1986年東京藝術大学大学院修了。1988年ヴェネツィア・ビエンナーレ、新人部門に招待され、デジタル数字を用いた作品で国際的に注目を集める。以来、国内外で数多くの展覧会を開催。世界30カ国250カ所以上で作品を発表。1993年ジュネーブ大学コンペティション優勝。1998年第5回日本現代芸術振興賞受賞。1998年ロンドン芸術大学名誉博士授与。2006‐2016年東北芸術工科大学副学長。2012‐2016年京都造形芸術大学副学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らぱん

20
LEDで明滅するデジタルな数字をモチーフにした作品群で有名な現代美術家の芸術論は専門的で難解な語彙ではなく、平易な言葉で語られており、とてもシンプルだ。彼の哲学は法華思想にあり、芸術とは職業ではなく生き方である。現代美術は開かれたもの(パブリックアート)であることが望ましく、作者の手を離れたアートは独立し、そこに鑑賞者も参加することで著者の言う東洋的な概念である永遠(常に変わり続けるもの)の表現になる。芸術家は常に新しい表現を模索し、古い価値観を脅かす存在であるべきだ。力強く誠実な芸術論に刺激を受けた。2019/04/16

とんこつ

6
9から順にくだっていき、0に至ると再び9へと戻る。いくつもの数字がそれぞれ違った速度で、その動きを何度も繰り返していく。このデジタル・カウンター作品で有名な宮島達男氏の芸術観をまとめたのが本書になる。30歳の頃に獲得した三つのコンセプト「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」を軸に、氏の思想の根幹でもある法華経にも触れながら、芸術に関する多岐な話題を論じる。生命への尊厳と探究心に満ちた作家の真っ直ぐな態度に圧倒されながらも、芸術に関する思索には気づかされたことが多くあった。2019/02/05

K.C.

2
現代美術への興味を強めるきっかけになった現代美術家の著作。芸術を志す人にとってはその心掛けとして、単に見る側にとっても、作品に込められたものが何かというのを受け止める必要性を思わせた内容。特に芸術を志す人にお勧めか。2017/04/22

saorino

1
楽しいことはすぐに過ぎ去ってしまうし、辛いことは永遠に続いていくように思える。誰しもそんな憂鬱に直面したことがあるのではないだろうか。 宮島は言う。生きるとは「いのちを輝かせること」だと。 宮島の思想はブッダの諸行無常を源流に置きながら、世界と繋がれる今、他者の生きる姿に敬意を払う対話を通して人は自分の可能性を信じられる、と言った。 連綿と続く日常を憂鬱に感じるのではなく。物事に一喜一憂するのではなく。流れゆく今、変わり続ける今を懸命に生きることで、人生という旅路は心地よくしていけるのかもしれない。2024/08/27

yoyoyon29

1
・法華経、創価学会からの影響を自身の作品の根幹と明言していて驚く ・教育者としての時には厳しい姿勢は印象的 ・ドローイングもすばらしい2017/12/19

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