内容説明
コロナが終息したら、東京を離れて地方へ移住したい。それを実現させるMaaSを始めとする新しい技術の数々。テレワークを取り入れた働き方の新しい可能性が明らかになった今、東京一極集中からの脱皮が実現する。「前長岡市長」の森民夫と「ジョルダン・乗換案内」の佐藤俊和が、巣ごもりの中Zoomで語り合った、コロナ後の私たちの社会―。
目次
コロナで進むテレワークの導入 それを可能にするテクノロジー
テレワークが使えると知って初めて「人」が動く
コロナをきっかけに考える地方に住むという選択
移住に欠かせない空き家探しと地方独自の魅力
長岡市に見る地方の魅力の一例「子育ての駅」と「アオーレ長岡」
サテライトオフィスをつくり地方に埋もれた人材を採用する
地方のハンディキャップそのひとつは距離の格差
東京の会社に勤めながら住みたい場所を自由に選べる幸せ
移動を自由かつ簡便にするMaaSの可能性
Uberの衝撃 それは移動の価格破壊
失われた20年、30年 その1 突き抜けていたガラケー
失われた20年、30年 その2 見えるラジオとカーナビ、Suica
失われた20年、30年 その3 完成しすぎたために乗り遅れる
充実したインフラを活用した巻き返しをはかれ!
世界で進む効率化 キャッシュレスで出遅れる
コロナで教育は変わるか?秋入学への道筋
Zoom対談の終わりに
著者等紹介
森民夫[モリタミオ]
1949年、新潟県長岡市生まれ。1972年、東京大学工学部建築学科卒業後、1975年に建設省(現国土交通省)に入省。1999年、長岡市長に就任し、5期半ばの2016年に退任。この間、2009年から4期、全国市長会会長に就任し、中央教育審議会委員、地方制度調査会委員等を歴任。現在は筑波大学・近畿大学で客員教授、東京大学(前期)・長岡造形大学で非常勤講師を務める。2019年1月、一般社団法人地方行政リーダーシップ研究会を設立、代表理事として市町村長等を対象としたセミナーを開催している
佐藤俊和[サトウトシカズ]
1949年、福島県白河市生まれ。1973年、東京大学工学部化学工学科卒業。1976年、東京大学工学系大学院(修士)卒業後、株式会社エス・ジー入社。1979年12月、ジョルダン情報サービス(現ジョルダン株式会社)を設立、代表取締役社長に就任。1993年に発売した経路検索ソフト「乗換案内」は、その後時刻表を搭載し、インターネット、携帯電話で利用者を増やす。現在は地図を搭載し、MaaSに向けた動きを加速している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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