内容説明
「平成」の次は!?日本人が知らない元号の秘密。歴史ファン必携!日本史が面白くなる座右の一冊!
目次
序章 元号とは何か
第1章 飛鳥時代編
第2章 奈良時代編
第3章 平安時代編
第4章 鎌倉時代編
第5章 南北朝時代編
第6章 室町・安土桃山時代編
第7章 江戸時代編
第8章 近・現代編
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県生まれ。東京大学文学部卒業。現在、東京大学史料編纂所教授。文学博士。『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
53
図書館新刊コーナーで見つけて。「大化」から「平成」まで、すべての元号を解説。元号の歴史は、天皇の歴史でもあるが、それ以上に日本の災厄の歴史であることにびっくり。地震、大火、飢饉、疫病、…国を襲う災厄を断ち切り新たな方向を人民に示すため改元されてきたようだ。明治以後は一世一元となっているが、元号には、歴史が見える。来年には、新たな元号が設定されるが、これまでの災厄を断ち切り、新たな希望に満ちた時代が訪れることを期待したいと思う。2018/08/31
Koichiro Minematsu
25
元号改元は基本的には天皇即位による代始改元であるが、その時代の地震、飢饉などの天変地異や、ハレー彗星の接近、はしか、天然痘による被害のお鎮めにもつかわれていることが分かった。また、天皇=朝廷の主導でなされるが、江戸時代に入ると幕府の申し入れが強くなっていたのも、力関係が分かり面白い。しかし、その幕府主導の大政は、尊皇攘夷の高まりから、慶喜により奉還され、天皇中心の近代国家へと変わっていく。明治→大正→昭和、そして、平成→令和へ。2019/05/06
ふみ乃や文屋
0
現在の元号「平成」が何に拠るのか知らなかった。人間は失敗から学ばない生き物なのだなあと思い、日本人の得意な羊頭狗肉は古代から現代まで脈々と生きている。どういうことか。前者は時代背景があるにしても人を殺めておいてなにかあると「誰々の怨念だ」という、重大な事件を起こしながら、その場では反省するがすぐに忘れ、また同じようなことをする。後者。災害だなんだといって元号だけ変える。これは、元号を変えたところで本質は何も変わらないのにとりあえず取り繕っておけばいいやの精神。日本人は1,000年以上変わらない。2017/12/15
Takamitsu Tsubo
0
平成までのすべての元号と、その出典、年間に起こった出来事を解説するという、面白い本なのですが、時々、誤変換があり、興を削がれた。 2018/09/24
bassman_tubacca
0
昔は、その時代時代の世相や人々の思い、呪詛までも関係して元号が決まっていたというのは面白いが、今それをやられたら大変だ。一世一元制になって良かった(^^;)2018/06/09