出版社内容情報
鎌田實[カマタミノル]
◎著者プロフィール 鎌田 實(かまた・みのる)
長野県諏訪中央病院名誉院長。一貫して「住民と共につくる医療」を実践。チェルノブイ
リ、イラクの救援活動を長く続けている。著書に、ベストセラー『がんばらない』(集英
社)をはじめ、『遊行を生きる』(清流出版)など多数。文化放送「日曜はがんばらない」(毎
週日曜日)出演中。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
94
私には大きな悩みや苦しみは無く、かつてはあったけれど遠い日々になった。通り過ぎてきたから尚更分かる。頑張り過ぎないということ。自分を追い詰めないこと。読メ界でも毎日のように誰かが絶えず自分の苦しみを呟いてる。内向きになるなという鎌田先生の言葉のように、他人との直接の関わりを拒んでいても何も変化はないと思う。外に出て自分とは違う人を観察するだけでも良いと思う。直接顔を見て話す知り合いを増やすことだと思う。顔を見れば、激しい言葉も汚い言葉も掛けることが出来ないから、自然と優しい言葉を選ぶことにつながる。2017/09/23
ほうき星
19
活動的な人であることは知っていた。 優しい人である事も、強い人であることも、しっていた。著書を何冊か読んでいる。そして、知っているつもりでいたのだ。本書の《カマタノコトバ》を何度でも読んでみよう。その都度発見があるかもしれない。2021/04/14
さぁとなつ
13
カマタさんには何をしても許していただけるような、何をしても発破をかけられるような… 人に頼ってもいいと言われてもその程度が分からなかったりしますし… サッと読んで分かったような気でいますが、すごく意味が深いのかもしれないと感じたりします また読み返したら新しい発見があるような気がしますが、しばらくは気楽な本を読みたいと思いました2024/05/24
margarita
6
母の本。「がんばらない」の人だよね〜って感じで読み始め、ぐいぐい読めて1時間くらいで読破。実際に人とふれ合って経験しての言葉なので、含蓄があって、当たり前と思っていたことでさえ新鮮に感じる。いつでも手が伸ばせるところに置いておいてもいいなぁと思える本。いい本に出会った。2017/06/21
Humbaba
4
自分が何気なくやっていることでも、それはとても貴重なことかもしれない。失うまでその素晴らしさに気づく事ができない人も多いため、話を聞いてそれに気づけた人はとても幸福であるといえる。身の回りのことを自分でできるというのは、それだけでとても貴重なことであり、ありがたいことである。2017/10/06