内容説明
著者は、作家の陳舜臣氏が生前に全幅の信を置いた神戸・長田区の中小企業経営者。阪神・淡路大震災のその日まで、近所づきあいにまったく縁のなかった著者は、支援に来た若者と出会い、区画整理が行われるまちで共同化住宅を建て、古民家を移設して集会所をつくり、兵庫や丹波の水害被災地、東北の被災地にも通い続けるようになる。仕事一筋だった男を「まちの人」に変えた「半歩の勇気」「無財の七施」とは何か。「こういう人が各地にいれば、日本はもっと変わるのに」(シャンティ国際ボランティア会創設者、曹洞宗僧侶・有馬実成)。
目次
第1章 青春の頃
第2章 会社員時代
第3章 経営者になる
第4章 再建
第5章 「復興」
第6章 解散
第7章 まちに生きる
著者等紹介
田中保三[タナカヤスゾウ]
1940(昭和15)年、兵庫県生まれ。65(昭和40)年、京都大学工業教員養成所卒。同年、山田工務店入社。81(昭和56)年、神戸市長田区御蔵通の自動車部品会社・兵庫商会入社。89(平成元)年、同社社長就任。95(平成7)年、阪神・淡路大震災により神戸市長田区の社屋六棟のうち五棟を失う。自社敷地をさまざまなボランティア団体に提供、御蔵通の復興とまちづくりに携わる。96(平成8)年、ボランティア組織「まち・コミュニケーション」相談役に就任。2002(平成14)年、御蔵通五・六丁目町づくり協議会(まち協)会長就任。まち協およびまち・コミは、03(平成15)年1月に防災まちづくり大賞総務大臣賞受賞、同年9月に防災功労者内閣総理大臣表彰を受章。14(平成26)年、ロドニー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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