内容説明
93歳の碩学が、二つの世界大戦へと至ったドイツの軌跡を長年の研究成果から丁寧にたどり、永田鉄山との思い出など自らの体験を交え、日本の世界大戦への道と対比した歴史比較論考。
目次
現代と現代史
世界大戦という前代未聞の悲劇
第一次世界大戦「前史」
帝国主義の結果としての世界大戦
ナショナリズムの倫理
フリッツ・フィッシャーの新説
オトフリート・ニッポルトの独仏避戦運動
第一次世界大戦の勃発
第一次世界大戦の展開と終局
「危機の二十年」(一九一九~一九三九)
第二次世界大戦
第二次世界大戦の展開と終局
日本、第二次世界大戦に参入
著者等紹介
中井晶夫[ナカイアキオ]
上智大学名誉教授。1927年生まれ、1956年上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。1962年スイス政府給費生としてベルン大学留学、1965年、Ph.D学位取得。1965年‐1992年上智大学に、講師、助教授、教授として在職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。