内容説明
『日本書紀』の“虚と実”を解明する!天智と天武=「異母兄弟」、天武と古人大兄は同一人物(蘇我馬子の孫)など、驚くべき古代天皇家の系譜を紐解き、壬申の乱(672年)の原因、藤原不比等が隠した蘇我王朝三代(馬子・蝦夷・入鹿)の実在など核心的謎を明らかにする。孤高の天才石渡信一郎氏の「新旧二つの渡来集団による日本国家成立」という命題に依拠した、好評の古代史講義シリーズ第2弾。
目次
第1章 父子相承か兄弟相承か!
第2章 唐の台頭で激変する朝鮮三国と倭国
第3章 蘇我蝦夷は大王だった
第4章 遥々に言そ聞ゆる島の藪原
第5章 乙巳のクーデター
第6章 古人大兄=大海人の正体
第7章 斉明天皇はなぜ即位しなかったのか
第8章 百済の滅亡と白村江の戦い
第9章 壬申の乱
第10章 持統天皇と藤原不比等
著者等紹介
林順治[ハヤシジュンジ]
旧姓福岡。1940年東京生まれ。東京大空襲1年前の1944年、父母の郷里秋田県横手市雄物川町深井(旧平鹿郡福地村深井)に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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