内容説明
初めて明かされるドイツ外務省とナチスドイツの関係の実態!2005年フィッシャー外務大臣のもとで、外務省自身が公的に設立した「独立歴史委員会」によって2011年公刊された調査研究書の本邦初訳。ドイツ外務省のナチス政権への協力の実態と、戦後その罪にどのように向き合ったかを個人の言動を通して生々しく描き、徹底的に追及した第一級資料。「抵抗した外務省」という定説を覆し、戦後、協力者たちの保身と延命から罪の問い直しへ向かう過程も克明に描いた基本図書。
目次
第1部 ドイツ外務省の過去(ドイツ外務省と独裁体制の成立;戦争までの数年;旧い外交官と新しい外交官;戦時のドイツ外務省;占領‐略奪‐ホロコースト ほか)
第2部 ドイツ外務省と過去(旧職員の解任;法廷にて;伝統と新しい出発;後続者、古参、「かつての人々」;補償と記憶 ほか)
附章
著者等紹介
コンツェ,エッカルト[コンツェ,エッカルト] [Conze,Eckart]
1963年生まれ。マールブルク大学の近現代史学部で教鞭をとる
フライ,ノルベルト[フライ,ノルベルト] [Frei,Norbert]
1955年生まれ。イエナ大学の近現代史学部で教鞭をとる
ヘイズ,ピーター[ヘイズ,ピーター] [Hayes,Peter]
1946年生まれ。イリノイ州、シカゴ郊外のエバンストンにキャンパスを構えるノースウェスタン大学の歴史とドイツ語の教授
ツィンマーマン,モシェ[ツィンマーマン,モシェ] [Zimmermann,Moshe]
1943年生まれ。エルサレムのヘブライ大学の近代史の教授
稲川照芳[イナガワテルヨシ]
1943年岐阜県生まれ。1968年3月東京大学法学部卒、在学中西ドイツ・フライブルク大学留学。4月外務省入省。1969年7月西ドイツへ。1969年1月から1971年7月までチュービンゲン大学にて研修・留学。1971年7月~1973年8月ベルリン総領事館副領事。1977年8月~1980年6月ボン大使館。1980年6月~1982年5月チェコスロヴァキア大使館。1987年11月~1991年2月オーストリア大使館。1991年3月~1992年7月ドイツ大使館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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