雇用が変わる―人材派遣とアウトソーシング‐外部人材の戦略的マネジメント

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908069598
  • NDC分類 336.42
  • Cコード C2034

内容説明

人材サービスを利用する企業、人材サービスを提供する企業の双方の立場を経験した著者だからこその鋭い切り口。学識者、有識者などによる類書とはひと味違う企業経営とビジネスの視点がここにある。人材サービス事業者にも必読の書。

目次

第1章 人材サービスを取り巻く雇用環境(我が国の人材サービスの黎明期;労働者派遣法の制定前夜 ほか)
第2章 人材派遣の有効活用(人材派遣サービスのメリット;人材派遣サービスのデメリット ほか)
第3章 アウトソーシングの戦力化(アウトソーシングの定義;アウトソーシングの法的根拠 ほか)
第4章 雇用が変わる(労働市場の現在;政治的視点による雇用への影響 ほか)

著者等紹介

水川浩之[ミズカワヒロユキ]
人材サービス総合研究所所長(経営コンサルタント)。1959年生まれ。東京都出身。1983年、オンキヨー株式会社に入社。国内、海外の営業、マーケティングに従事、ドイツ現地法人に出向し当時の西ヨーロッパのマーケティング責任者を務める。1992年、KDDI株式会社に入社。経営企業部門や事業企画部門を歴任する他、日本における事業系BPOの先駆けとしてサービス部門における業務プロセス改革のプロジェクト・マネジメントに携わる。2003年、アデコ株式会社に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roatsu

11
日本の雇用慣習とその中で派遣をはじめ非常用的な人材活用を行うことの本旨について、人材業界に長く身を置く著者の経験を多分に織り交ぜて解説し、また今後の展望も述べている労作。格差など社会問題に対して短絡的に悪者探しをしたいだけの低劣な大衆的感情論と、幻想となった終身雇用への不毛な強迫的執着により色眼鏡をかけられ、その実態と本来求められる労・使による適切な利用に対する冷静な認識が置き去りにされたテンポラリーな就労スタイルについて、今の段階でもう一度原点に立ち返って理解する上で良質な資料本になると思う。2016/11/03

Ai Ikeda

5
日本のアウトソーシングの黎明から実務に関わってきた水川さんの著書を読みました。結論から言うと読書としてはあまり楽しめなかったけれど、本書をデータベースとして、あるいはアウトソーシングを導入する際のノウハウ本として活用するのはありだと思います。2016/10/24

田中峰和

2
外部人材の戦略的マネジメントの副題通り、人材サービスを利用する企業と提供する企業にとっての指南書であって、利用される人材向けの本ではない。既に雇用が変わってしまい、正規・非正規の生活レベルは拡がる一方である事実を受け入れさせるための政府御用達の本ともいえる。婚姻後離職女性や、定年退職者の再活用であれば納得もできようが、人件費削減のため正社員を派遣社員として再雇用するなどは本人も望むはずがない。同一労働同一賃金など中間に企業が介在する以上はあり得ないし、企業もなりたたない。非正規率の拡大は消費停滞しかない。2016/12/04

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