チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯―革命に生きた侍

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908059803
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

内容説明

革命の英雄、没後50年―。いま共に甦る、もう一人の“ゲバラ”、フレディ前村。当時を知る者たちの証言から、日本人の血を引く戦士とチェが率いたゲリラの最期を克明に描き出す。貴重な写真資料も掲載。

目次

侍の最期―エクトル記
幼年時代―マリー記
純吉の力―マリー記
救済の精神―マリー記
医者の夢―マリー記
キューバへ―マリー記
革命への傾倒―マリー記
社会のための医師―マリー記
ボリビアのゲリラ―エクトル記
ゲバラのボリビア到着と準備―エクトル記〔ほか〕

著者等紹介

マリー・前村・ウルタード[マリーマエムラウルタード]
1938年3月14日ボリビア・ベニ州トゥリニダー市生まれ。フレディ前村の実姉。社会保険事務所、ボリビアトヨタで経理の仕事に従事した後、結婚して家庭に入り、4人の子供を育てる。弟フレディの死後、彼の人生と向き合い、その存在を世に知らせようと、夫で記者の故エクトル・ソラーレス・ガイテと共に40年近く、フレディや家族にまつわる出来事を調査し、書き留めてきた。そして息子エクトルの力を借り、『チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯―革命に生きた侍』を著した。2015年6月に死去

エクトル・ソラーレス・前村[エクトルソラーレスマエムラ]
1969年7月14日ボリビア・ラパス州ラパス市生まれ。マリーの長男でフレディの甥。ボリビア国立サンアンドレス大学法学部卒業後、弁護士として国会に勤務、法整備に携わる。2004年以降、ブラジルの前村家を訪ねるなどして日本人移民の歴史などについて調査をしている

伊高浩昭[イダカヒロアキ]
1943年東京生まれ。ジャーナリスト。立教大学ラテンアメリカ(ラ米)研究所学外所員。元共同通信記者。1967年からラ米全域を取材

松枝愛[マツエダメグミ]
1979年東京生まれ。翻訳家。東京外国語大学スペイン語学科卒、同大学院博士前期課程在籍。学生時代からラテンアメリカ情勢に関心を持ち、メキシコ、パナマ、ペルーなどに住む。スペイン語圏を中心に政治社会状況を取材し、翻訳や執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

18
42ゲバラと共にボリビアでゲリラ活動を行い処刑されたフレディ前村ウルタード、ゲバラの映画を観たけど日系人が居たとは知らなかったのでどんな人物か知りたくて読んでみました。フレディの幼少時代と医者になるためにキューバに留学した時の話がフレディのメインであとは日本人の南米移民とボリビアでのゲリラ活動とそのゲバラの最後まででした。ボリビアのゲリラ活動はゲリラ隊全体を追いかけていて失敗した原因を指摘していて南米移民の話と共に勉強になりました。また チェ39歳別れの手紙を見直したいと思います。2021/03/19

ジャズクラ本

15
数年前映画化された作品で、内容は主題の通り。僕自身の中南米に関する知識が浅薄すぎて、この著作を受け止めるだけの器をもっていなかったことが残念。少年時代のフレディや、その日本人の父親のこと、又、捕虜となり処刑された後は興味深く読めたが、ゲリラ行軍活動の部分はよく分からないまま字面を目で追うだけになってしまった。ただ、ほんの少し自分の中に中南米に対する興味が芽生えたようにも思えたので、この好奇心の芽を潰さないようにしたい。/チェ・ゲバラ「ボリビア日記」2020/10/26

きゆう

1
映画を見た後に読んだ。 映画では詳しく描かれなかったボリビアでのゲリラ戦に関して詳細に書かれていて良かった。 初めから困難な道のりではあったが、意志の弱い者や、志が同じではない者から、困難が広がり絶望的な状況へと追い込まれていくのは読んでいて辛かった。 フレディは歴史上の人物として見ると、生き方や考え方が凄いと思う。2017/10/12

ヨシ

0
自分の信念を貫くことは美しいですね。2019/10/09

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