• ポイントキャンペーン

名画は語る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908059049
  • NDC分類 723
  • Cコード C0070

内容説明

圧倒的にわかりやすく驚くほどおもしろい。絵画鑑賞の新たな入門書誕生!名画45作品をカラーで収録。なぜ「この絵」は歴史に残ったのか?画家が画家に迫る―

目次

私たちはなぜ「この絵」に魅了されるのか?
絵の真実を読み解く
時代を表現した天才たち
画家が描きたくなる「もの」
「生きる」意味を問い続けた画家
「絵」について考えていること

著者等紹介

千住博[センジュヒロシ]
日本画家。1982年、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。1987年、同大学院後期博士課程修了。1995年、ヴェネツィア・ビアンナーレ名誉賞を受賞(東洋人初)。2007年~2012年、京都造形芸術大学学長。2011年、軽井沢千住博美術館開館。2013年、大徳寺聚光院襖絵を完成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

75
日本画家の千住博がルネサンスから現代までの画家の作品を語っている。ルネサンス以前の宗教画家は象徴的シンボルとして描いていたのがジョットは自然に描いた。(そういえば、天使の周りは昔は金だったのがジョットから変わったと教えてもらったことがあったっけ。)マネの『フォリー=ベルジェール劇場のバー』の通俗な女給姿でありながら天使である、とか写真術が世の中に普及したが写真と決別するような自由な画面構成といった解説が面白い。またジョルジオーネの『テンペスタ』の具象画なのに不自然な所や暗示がある所を読み解いている。2017/01/03

モリー

43
中学・高校の美術の教科書で一度は見たことのある絵が数多く取り上げられていました。先生にもよるのでしょうが、当時私が教わった美術の先生からは、教科書に掲載された絵の見方(鑑賞法)を教わった記憶が有りません。あの頃、千住博さんのこの本に出会っていたら人生が変わった、とまでは思いませんが、少なくとも絵画にもっと早くから親しめていただろうに、とは思います。装丁が上品で好み。図書館で拾い読みしたときから手元に置きたかったこの本は、購入して今は枕元に。若い読者におすすめです。とても読みやすく、名画に興味が湧きます。2025/01/18

彼岸花

28
今年1月、TV番組で、千住さんを知りました。この本は、名画と呼ばれる絵の入門書ですが、実にわかりやすく面白いです。半面、画家にまるで憑依したかのような解説もあり、ドキドキの連続でした。豊富な知識と経験により、秀でた表現力にも、引き込まれます。特に、ムンク、フェルメール、ゴッホの箇所が良かったです。日本の浮世絵が、少なからず、西洋画家に影響を与えたことに、誇りを感じます。作品の美に触れ、そっと想いを寄せる時、純粋な精神が養われ、画家と心が一体化するのでしょう。今すぐにでも、美術館へ出向きたくなる本でした。2020/05/11

yuuuming

12
絵の中にこんなにもいろいろな思いとか作家がこっそり入れたエッセンスとかが詰まってて、言われてみるとなるほどーと思うことばかり。千住博が作家目線になって語るものと、千住博が解説するものがあったんですが、後者が断然面白かったな。美術館で絵を見るときは、その絵自体を楽しむことしかしてなかったけど、この本を読んで、こういった絵のスタイルがこの時代に生まれた意味っていう観点でみるのも面白いんだなと思いました。あと、「いい絵」の定義はまるっと大賛成。見事に言い表されてて、本当に頭のよい人なんだなぁとしみじみ。2015/07/20

さっちゃん

12
中野京子さんが絵に描かれた人物や背景を中心に据えているのとは違い、千住博さんは画家自身にスポットを当てて書いている。絵画史に燦然と輝く巨匠達を、私たち凡人とは違う天才と祀り上げるのではなく、「失敗や不調を乗り越えて、不屈の精神で理想に向かった」からこそ人に勇気や感動を与えると解説している。画家についてのエピソードが満載で、自身が画家でありからこそのオリジナルな視点と語り口に面白く読了。2015/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9276421
  • ご注意事項

最近チェックした商品