内容説明
都市、妖怪、災害、差別など独自の民俗学を展開。1970年代以降、歴史学と民俗学の双方に目配りした民俗学者の論考・エッセイ。
目次
宮田登の民俗学
宮田登が示した課題としての民俗学
怪異の発生と境界
第1部 民俗的歴史論へ向けて(「民俗的歴史」論の動向―民俗学の方法論をめぐって;長者の没落と死 ほか)
第2部 都市と現代(都市民俗学の基準;都市型犯罪の世相史 ほか)
第3部 災害と疫病(災害のフォークロア;流行神の性格 ほか)
第4部 ケガレと差別(白のフォークロア;非・常民の信仰 ほか)
第5部 妖怪(柳田国男『妖怪談義』から;妖怪トポロジー ほか)
著者等紹介
川島秀一[カワシマシュウイチ]
1952年生まれ。宮城県気仙沼市出身。法政大学社会学部卒業。博士(文学)。東北大学附属図書館、気仙沼市史編纂室、リアス・アーク美術館、神奈川大学特任教授、東北大学災害科学国際研究所教授等を経て、同研究所シニア研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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