内容説明
全共闘世代の作家として出発した二人。高度成長終焉後の葛藤を小説化。
目次
村上龍論(村上龍―「危機」に抗する想像力;「喪失」から始まる―『限りなく透明に近いブルー』;「戦争」へのこだわり―『海の向こうで戦争が始まる』『五分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス』;「捨て子」の物語―『コインロッカー・ベイビーズ』;日本の「危機」を描く―『愛と幻想のファシズム』 ほか)
立松和平論(立松和平の文学;書くことは生きること;青春の軌跡―「書くこと」の始まり;「脱出」の試み;今ある「私」はどこから来たか―「歴史」への眼差し ほか)
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
1945年12月、群馬県に生まれる。群馬大学教育学部卒業。法政大学大学院で、小田切秀雄に師事。1979年、修士論文を書き直した『北村透谷論』(冬樹社)を刊行、批評家の仕事を始める。文芸評論家、筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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