内容説明
日本文化と福音とが相互浸透的に影響を及ぼし合ってキリストの救いの意義をより一層鮮明にするために。「地球規模的な神学」の構築に向けて。
目次
ながれるおもい―キリスト教感性史の試み(二〇〇六年、三七歳)阿部仲麻呂(はじめに―無限循環構造(ウロボロス Ouroboros)としての感性史
五官から深める信頼感(総論、知情意と霊性)
神に聴く「人の子」と地中海的な終末論(古代、聴覚)
神の「受肉」とヘブライ・ギリシア的感性(古代、聴覚→視覚)
神を観るための「あかし」の努力とギリシア的な感性(古代、視覚) ほか)
論考篇(阿部仲麻呂「ローマ・カトリック教会における霊的修養および徳を高める書物群について―十一世紀から十六世紀まで」;諏訪勝郎「アンテーロ・デ・ケンタルの風景―その生涯と思想に関する哲学的考察」;諏訪勝郎「NIPPON―日本人とキリスト教に関する神学的カルチュラル・スタディーズ(神学的文化防衛論 その序説)」
〓橋勝幸「ハイデッガーの嘆き―何故、西洋の思想・言語は息苦しいか」
〓橋勝幸「キリスト教は日本人に親しまれているか?―西田幾多郎の“日本文化の問題”から見て」)