内容説明
教師という存在、制度としての学校、ドイツ/ヨーロッパからみた教育のありかた、余暇の活動について―。ドイツ教育思想史研究を専門とする著者が、幼稚園・小学校の校園長として、あるいは登山や読書を愛する一人の人間として、10年以上にわたり思いを紡いできたエッセイ集。教師として生きるとは。技術や能力だけで語られることのない、理想の教育への静かな思索は、読む人の心を澄みわたらせる。
目次
1 森のような教師(森のような教師;チャボ ほか)
2 ユーモアについて(ユーモアについて;もう一つの卒業 ほか)
3 危険な職業(『かにの本』;ドレスデンの夢 ほか)
4 花の年には花の授業を(読書について;コーヒーの時間 ほか)
著者等紹介
渡邊隆信[ワタナベタカノブ]
1967年、兵庫県に生まれる。広島大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)。現在は、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。2020年より、神戸大学附属幼稚園・小学校校園長を兼任。専門は、教育哲学、教育史、教師教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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