内容説明
本のなかの世界は、永遠だ。多忙な日々のかたわらにあった本、大好きな作家や歌人たち、そして旅の思い出…。なつかしい風景がよみがえる、魅惑の書評&エッセイ集。
目次
1 今、そばに居るひと(一人きりではないときの;佐助に導かれて―谷崎潤一郎『春琴抄』 ほか)
2 小さな光をあつめるように(先に生まれてはきたけれど;玄関先のマナー ほか)
3 切なさの先にあるもの(夜明けのマナー;「なんでもなさ」の残酷さ―江國香織『赤い長靴』 ほか)
4 とまどいながら生きていく(生きていくための呪文;あの日の歌 ほか)
著者等紹介
東直子[ヒガシナオコ]
1963年、広島県生まれ。歌人、作家。1996年、「草かんむりの訪問者」で第七回歌壇賞受賞。2016年には『いとの森の家』で第三一回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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