抵抗者たち―反ナチス運動の記録

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抵抗者たち―反ナチス運動の記録

  • 池田 浩士【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 共和国(2018/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 344p
  • 商品コード 9784907986391
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ヒトラー・ナチスに自分を委ねることなく抗った、無数の無名の人びとの試みを緻密に検証し、暴力と抵抗、その生と死を明らかにする。ヒトラーに抗した人びとの生と死、そしてその後を追う、アンチ・ナチス・ドキュメント。

失われゆく自由のなかで、なぜ、彼女/彼らは自分の生命を賭してまで、ナチスに抗ったのか。〈国民〉、白バラグループ、キリスト者の活動など、歴史的事実やフィクションを緻密に検証し、暴力と抵抗の足跡を明らかにした、著者の代表作。ナチスに自分を委ねることなく時代に抗った人びとの試みから、いま日本の現実を生きる私たちの姿が逆照射される。

 

序章 最後の蜂起──オーストリア・一九三四年 



コロマン・ヴァリシュの道 英雄の生と死ではなく われわれはなぜ沈黙したのか? 敗北のなかにあるもの



  

第1章 消された叫び──白バラと将校グループ 



夜と霧の始まり ヒトラーの翳のなかで育って 白バラ・グループの生と死 旧体制からの反対派 破局に向かうドイツ? 処刑の部屋

 



第2章 地下の同志たち──共産主義者とキリスト者 



「容赦なく火器を使用せよ」 統一戦線を求めて 国境を越える非合法文書 祝福か呪詛か──教会の二者択一 カトリックの抵抗 プロテスタントと告白教会

  



第3章 血と土にまみれて──〈国民〉たちの日々



売国奴と呼ばれながら ダヴィデの星と鉤十字 統合される〈少国民〉 「わたしを焼け!」──亡命と国内亡命 国民と非国民のあいだ 第三帝国の女性たち

  



第4章 あらかじめ見捨てられた抵抗──戦争と崩壊



文化の再生を求めて──亡命知識人たち 〈自由ドイツ〉の結成と活動 連合国の対応 

オットー・クヴァンゲルの小さな抵抗 だれもが一人で死んでいく……? 一人から千人へ

  



終章 最初の蜂起──ブーヘンヴァルト・一九四五年



強制収容所の歌 解放とその後

 



後章 解放ののちに──自由と共生への遠い道



亡命者たち 生還者たち 過去と未来とのあいだで

 



  参考文献

 

  初版あとがき

  軌跡社版あとがき

  

  共和国版あとがき

池田浩士[イケダ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

ヒトラーに抗した人びとの生と死、そしてその後を追う、アンチ・ナチス・ドキュメント。失われゆく自由のなか、彼女/彼らは、どうナチスに抗ったのか。“国民”、白バラグループ、キリスト者、学生の活動など、資料を駆使して歴史的事実やフィクションを緻密に検証し、暴力と抵抗の足跡を明らかにした先駆作(旧版=1980/1990)を大幅に増補。

目次

序章 最後の蜂起―オーストリア・一九三四年
第1章 消された叫び―白バラと将校グループ
第2章 地下の同志たち―共産主義者とキリスト者
第3章 血と土にまみれて―“国民”たちの日々
第4章 あらかじめ見捨てられた抵抗―戦争と崩壊
終章 最初の蜂起―ブーヘンヴァルト・一九四五年
後章 解放ののちに―自由と共生への遠い道

著者等紹介

池田浩士[イケダヒロシ]
1940年、大津市に生まれる。1968年から2004年まで京都大学、2004年から13年まで京都精華大学に在職。専攻は、現代文明論、ドイツ文学、ファシズム文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

14
新たな生命を吹き込まれた古典作品。原書は40年近く前に出されたものではあるが、様々な階層でナチスに抵抗した人々の行動が記されており、まさに忘れてはならない歴史の記録。この増補版では、後章として「解放ののちに-自由と共生への遠い道」が追加されていて、これもぐいぐいと惹きつけられるような内容だった。著者はドイツ文学にも造詣が深いようで、文学作品のテイストを散りばめた点が本書の特徴でもある。◆こういう作品を埋もれさせる事なく、改めて世に出すのも出版社の貴重な役目なのだろうと、つくづく感じた次第。2018/07/05

タカラ~ム

8
1980年に刊行され、その後1990年に軌跡社から再刊されていた本書。およそ30年ぶりに共和国から【増補新版】として再々刊された。ナチスドイツはヨーロッパを席捲し、ユダヤ人や反ナチス活動家の迫害が行われ、極悪非道な独裁政治に支配されていた時代の中で、ナチスに抵抗し続けた抵抗者たちの活動の記録が記されている。読み始めから、ナチスの残虐性に慄く。と同時に、現在の政治状況がナチスの独裁政治とシンクロしているように思えて、さらに怖くなった。2018/04/01

kamakura

0
1980年代初頭、初版を読んだ。池田さんの文章を通じて、ファシズムに対する抵抗の困難さとそこにある人間の尊厳に目を見開かされた。氏の文章は、抵抗の諸相を挙げ、その中にある矛盾や課題、勝利を見通すにはあまりに過酷な状況を明らかにし、それでも闘われた反ナチスの抵抗の内実を、その抵抗の未来の姿である現在の我々への警告として表現する。  池田さんが、抵抗者たちを記すのに、英雄的な造形にならないよう、情緒的なゆがみが入り込まないよう、注意深く丹念に書き進めていることに、それを自分のものにしようと強く思った。   2018/05/22

ミネチュ

0
サブタイトルの通り反ナチス運動についての本。 反ナチス運動をした個人やグループ、ナチスと宗教(カトリック、プロテスタント)、文学などが書かれています。2019/04/14

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