内容説明
政治家からサッカー選手、軍人、旅行家、ビジネスパースン、そして海賊女王にいたるまで、その近現代史や社会を彩ってきたさまざまな人物群像を通して、世界に冠たるこの異端たちの国に肉薄する。伝統と革新、正統と異端が争い、なれあい、交錯し、分断しあってきた国。
目次
第1部 異端者たちの系譜(信用と偽造;急進主義者の後半生 ほか)
第2部 娯楽のイギリス―スポーツと旅行(一七世紀のオリンピック;一九世紀の風雲児、ジョージ・ベンティンク卿 ほか)
第3部 イギリスのなかの「異国」(オルタナティブ・メディアとしての「海賊ラジオ」;「キリスト教知識普及協会」の事務長になった「アメリカ人」 ほか)
第4部 南方熊楠のイギリス(H.P.ブラヴァツキーと南方熊楠の宇宙図;「東洋の星座」再論 ほか)
著者等紹介
志村真幸[シムラマサキ]
1977年生まれ。専攻は、比較文化史、京都外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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