内容説明
現実と内面、正気と狂気のあわいを超えた、詩的言語の実践。『ダダイスト新吉の詩』(1923)によって一挙に“現代詩”を到来させた日本最初のダダイスト、高橋新吉。虚無思想と禅を基盤とし、時代と社会を超越した14編を斬新な構成で編集。
著者等紹介
高橋新吉[タカハシシンキチ]
1901年、愛媛県に生まれ、1978年、東京都に歿する。八幡浜商業学校を中退後、上京、放浪する。1920年、小説「焔をかかぐ」でデビュー。1923年、詩集『ダダイスト新吉の詩』(中央美術社)によって現代詩を切り拓き、その後も仏教と虚無思想を基盤とした独自の世界観を展開する
松田正貴[マツダマサタカ]
1974年、大阪府に生まれる。大阪電気通信大学講師。専攻は、モダニズム文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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