感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
勝浩1958
13
「原子爆弾がこの街を訪れるまでには、まだ四十時間あまりあった。」で終わる『壊滅の序曲』では、戦時下にある不安につつまれた日々の生活の重苦しさや疎開の準備の慌ただしさが伝わってきました。『夏の花』では原爆投下直後の惨状が、『廃墟から』では即死を免れた人々の時間の経過とともに放射線による死や後遺症に苦しむ姿が坦々と描かれています。そのことによって、戦争のそして原爆投下の悲惨さがいっそう募ってきました。核兵器は地球上から消滅させるべきだと思います。狂人の指導者やテロ集団が使用しないとも限らないのですから。2016/04/09
kuriko
3
amazonのプレビューでは漫画が出てきますが、文字の本(?)です。今更ですが、原爆文学!!すごいです。2015/10/25