発達障害バブルの真相―救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援

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発達障害バブルの真相―救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907961138
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0047

出版社内容情報

●発達障害の過剰診断の下、子どもたちが精神薬漬けになっている現状に警鐘を鳴らす。●繰り返される悲劇から身を守るためには「専門家」というだけで妄信しないことが重要。●本書はその判断を下すための材料・ヒントとなる情報を提供する。

子どもたちの未来を奪わないために!

 空前の発達障害ブームの影で、発達障害の診断、受診、治療等を巡り、さまざまなトラブルも起きています。学校や保育園等から受診や服薬を強要されるようなことも実際に起きています。診断が出たことで差別的な待遇を受けることも珍しくありません。不適切な診断や治療で苦しめられている人々もいます。いずれの場合も周囲は「本人のため」と強調するために抗い難く、苦しい立場に置かれている当事者や保護者も多いでしょう。
 本書は、まさにそのような立場にある方に特にお読みいただきたい一冊です。通常、専門家の判断や指示に対しては素人の立場から異議を唱えるのは困難です。しかし、適切な情報があればうまく対処することも可能です。執筆にあたり、専門知識を持たない人も読むことができ、身を守るための情報と視点を身につけられるように意識しました。
 また、早期発見・早期支援を絶対視し、早期に専門家につなげることこそが最善だと教育されている医療・福祉・教育・保育関係者にもお読みいただき、現在の発達障害者支援が本当に支援につながっているのかについて再考するきっかけとなることを期待しています。(「はじめに」より)

目次

第1章 作られた発達障害バブル

・発達障害の〝大安売り
・発達障害って何だろう?
・脳機能障害というまやかし
・先天的な脳機能障害は特定できるのか
・「正しい診断」は存在するのか
・診断は何のため?
・発達障害の診断は「参考」であって「絶対」ではない
・診断のインフレ
・うつ病バブル
・うつ病バブルから発達障害バブルへ
・6%という詐欺的数字
・問題ある七五項目のチェックリスト
・チェックリストが教育者の責任を奪う
・発達障害は6.5%?
・発達障害者支援法への疑問
・早期発見至上主義
・まともな意見も「無理解」?
・チェックリストの神格化
・まるで魔女狩り

第2章 知られざる「専門家」の実態と歴史

・「専門家との連携」の罠
・そもそも精神科医はメンタルヘルスの「専門家」なのか
・精神科医の目指すゴールと市民が求めるゴールの違い
・歴史から学ぶ精神医学の姿
・反省するドイツの精神医学会、自覚すらない日本の精神医学会
・ナチス型精神医学とアメリカ型精神医学の化学反応
・発達障害者支援と強制不妊手術の共通点
・十分な声が上がらないかぎりなかったことにされる日本
・ある子どもの死
・ずさんで危険な実態
・極端な事例を取り上げて不安を煽るなという反論について

第3章 製薬産業と発達障害者支援

・国連の勧告を無視する学会
・新たな違和感
・東京都にも厚生労働省にも虚偽報告をした市川氏
・市川氏は日本のビーダーマン博士か
・レベッカ・ライリーちゃん事件と日本人精神科医
・繰り返される悲劇
・製薬会社に尻尾を振る自治体
・製薬マネーによる発達障害者支援
・子どもに覚せい剤 !?
・先手を打ってきた塩野義製薬
・真の薬物乱用防止活動とは?
・ついに教育委員会までも

第4章 未来を奪われる子どもたち

・狙われる日本の子どもたち
・投薬は傷害行為
・薬は人体にとって毒
・異常な多剤併用率
・薬に対する幻想
・医師ですら服薬の強制はできない
・排除・差別に向かう教育現場
・受診と服薬を勧める教師たち
・正しい理想の光景が共有されないかぎり、目的にたどり着かない
・早期発見・早期支援は結局悪なのか
・過剰診断VS過小診断
・究極のデメリット
《コラム》インクルーシブ教育への誤解

第5章 発達障害バブルの混乱から抜け出すために

・では、どうすればよいのか
・発達障害は治るのか
・発達障害ビジネスの闇
・まともな医師は経過観察、鑑別検査をする
・「食」は非常に重要
・食事の改善で子どもたちの人生が変わる
・薬を抜くことの困難さ
・重要なことは向き合うこと
・「理論上の発達障害」と「現実の発達障害」の違い
・検察官であるべきか弁護士であるべきか
・発達障害探しよりも発達支援を
・あるべき支援の姿とは?
・基本的方針の提案
・市民の人権擁護の会
・精神医学的イデオロギーとの決別
・発達障害バブルの暴走を止める唯一の方法
・最後に――身を守るための基本的な心得
《コラム》現代食はミネラル不足

資料
・自死遺族への聞き取り調査による、自死と精神科受診の関係
・自殺者数の年次推移
・向精神薬に対する主な規制
・解説:発達障害の定義および分類の推移について

著者紹介
米田倫康(よねだ のりやす)
1978年生まれ。私立灘中・高、東京大学工学部卒。市民の人権擁護の会日本支部代表世話役。在学中より、精神医療現場で起きている人権侵害の問題に取り組み、メンタルヘルスの改善を目指す同会の活動に参加する。被害者や内部告発者らの声を拾い上げ、報道機関や行政機関、議員、警察、麻薬取締官等と共に、数多くの精神医療機関の不正の摘発に関わる。

内容説明

数多くの精神医療機関の不正摘発に関わり、被害者の声を聞いてきた著者が、これ以上悲劇が繰り返されないために、本書執筆を決意。長年培ってきた知見を惜しみなく披瀝した待望の書。とりわけ、発達障害の過剰診断の下、子どもたちが精神薬漬けになっている現状に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 作られた発達障害バブル(発達障害の“大安売り”;発達障害って何だろう? ほか)
第2章 知られざる「専門家」の実態と歴史(「専門家との連携」の罠;そもそも精神科医はメンタルヘルスの「専門家」なのか ほか)
第3章 製薬産業と発達障害者支援(国連の勧告を無視する学会;新たな違和感 ほか)
第4章 未来を奪われる子どもたち(狙われる日本の子どもたち;投薬は傷害行為 ほか)
第5章 発達障害バブルの混乱から抜け出すために(では、どうすればよいのか;発達障害は治るのか ほか)

著者等紹介

米田倫康[ヨネダノリヤス]
1978年生まれ。私立灘中・高、東京大学工学部卒。市民の人権擁護の会日本支部代表世話役。在学中より、精神医療現場で起きている人権侵害の問題に取り組み、メンタルヘルスの改善を目指す同会の活動に参加する。被害者や内部告発者らの声を拾い上げ、報道機関や行政機関、議員、警察、麻薬取締官等と共に、数多くの精神医療機関の不正の摘発に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どら猫さとっち

8
発達障害が世間的に認知されるようになり、さまざまなところでクローズアップされるなか、間違えた認識で支援しようとして、取り返しのつかないことになってしまう場合がある。本書はそれを的確に受け止め、正しい認識で支援することを提唱。発達障害バブルを促進しているのは、製薬会社にもあるのは驚き。自分は発達障害かも、と思ったら、本書を読むといいかもしれない。2022/01/20

ずー

5
投薬に関する是非についてはこの本だけで判断は難しいが、そもそも、「発達障害」という概念がおかしいのではないか、と思う。「普通」からちょっとでも外れた扱いづらいものはすべて障害になってしまうのではなく、人間の特性が幅広く捉えられる世の中だったら、作中に出てきたような薬の副作用で苦しむ子どもも減らせるのではないか。2019/04/13

海戸 波斗

4
そうそう、その通り。イエス高須先生も包茎はモテないを啓蒙した結果の大富豪っじゃん。色覚異常って制限が一杯あったじゃん。どこ行ったんだ?男色家の人とか精神科にかかってたじゃん。もーう、眼科頑張れよって。金になるぞ。どこもかしこもNPOさ、金になるぞ。カモられないよう、身を引き締めて参ります。2019/04/28

komami

4
子どもがエビリファイとストラテラを飲むと体調が悪くなるから薬を止めたいと言うのに、周囲が当然のように服薬を勧めること、エクスクルーシブを推進する特別支援教育。自分たちの力のなさ、無責任さ、子どもと保護者への寄り添いのなさが助長する。良かれと思ってきたことが、とんでもないことになっていた。じゃあどうすれば今の現場でインクルーシブが実現できるか知りたい。生涯のテーマとなりそうだ。2019/01/13

cochon_voyage

3
いろんな本を読んでもなぜかすっきり整理できなかった「発達障害」そういうことだったのか・・と納得できる一冊。正しいか正しくないかではなく、真実。 2019/03/02

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