感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじこ
5
〈でもなあ、人にはそれぞれ事情があるんだよ。〉ゴミ屋敷、樹海探索などアウトな人や場所にいつもスポットを当ててくれる村田らむさんのホームレスルポルタージュ。めちゃくちゃ面白かった。意外だったのがみんなちゃんと働いていること、自炊をしている人も多いこと。交通事故死、凍死を抑えて死因の第一位が癌なこと。まさかのホームレスを招いてのトークライブレポや用語集など盛りだくさんの一冊。ホームレスの数だけドラマがあって、それぞれがスーパースターなのだ。家がなくても逞しく生きるスターたちは皆陽気で輝いている。2018/05/30
渡辺 にゃん太郎
2
2015年現在、全国にいるホームレスの人数は6500人程度、前年度比で約1000人の減少である。ホームレスは年々減少している、つまり、スーパースターは年々減少しているのだ。だからどうしたと言われてもどうしようもない。明日は我が身と思ったところで明日には忘れている。それでもみんな生きている。家を失っても希望は失わないように…、なんてつまんない言葉で締めようと思ったけど、スーパースターは家（DIY)を持っているという事実。あと登場するねこが全然かわいくない。前作にも登場した巻末のチワワはかわいい。2015/11/06
JunTHR
2
やはり最高な読み味。多彩やタイプ分け、境遇、住処、特徴、特殊能力を持ったホームレスたちのレビュー(?)と、ホームレス事情を解説したコラム、トークショーや体験取材、用語集と、充実の書き下ろし。多摩川のホームレスたちのルポが多く、近くなので今度見学に行く。ホームレスはやはり、ゲスな野次馬根性を十分に満たしてくれるのはもちろんだが、人生の機微や、正気と狂気の曖昧な境目や、いつ我が身に降りかかるかも分からない災難としかしそれでも生き抜く「生活力」と、様々な思いを抱かせてくれる。いや、基本的にはゲスなのだが…。2015/08/22
川上
1
とにかく絵面がきたない。どうして生まれて、教育を受け、鎖につながれたの～ってダモ鈴木の歌声が頭をよぎる。ホームレスってやっぱ気になるよね。チャラついたリーマンなんかよりくそ汚いホームレスの方がよっぽど親近感が湧くのはなぜか。その答えがこの本の中にあるのか無いのか。ホームレスに魅せられて、ただそこにある生命。2015/10/04
にゃおまる
1
初めてらむさんの本を読む人は、おもしろいかも。今までのを読んでる人は…つまらなくないけど不完全燃焼！まぁ、おもしろいんだけど(笑)発禁にならないといいですね！山口百恵とセ○クスしたい(笑)2015/09/05
