目次
第1章 美しいチョウセンヒョウ
第2章 秘境の村
第3章 ワナにかかった豹
第4章 豹の家に泊まる
第5章 動物園の記録
第6章 虎の絵の美術館長
第7章 虎や豹は大いなる守護神
第8章 犬が豹を捕った
著者等紹介
遠藤公男[エンドウキミオ]
1933年岩手県一関市生まれ。小学校教師として主に山間部の分校に勤務。趣味の動物学で岩手においてコウモリの新種三、北海道で野ネズミの新種一、北上山地でイヌワシの巣を発見。日本野鳥の会名誉会員。2000年日本鳥類保護連盟総裁賞受賞。著書に『帰らぬオオワシ』(偕成社)日本児童文学者協会新人賞、『ツグミたちの荒野』(講談社)日本児童文芸家協会賞など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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志村真幸
1
韓国の最後の虎を追った『韓国の虎はなぜ消えたか』(1986年)の続編的な一冊だ。 かつて韓国には豹が生息していた。しかし、1962年頃に絶滅してしまったと考えられている。本書は、その「最後の豹」の詳細を明らかにしようとしたルポルタージュだ。実際に現地へ向かい、捕獲したひとたちに取材し、その豹がどうなったかを追っていく。その過程でさまざまなひとたちに会い、話を聞くことになる。 まさにルポという感じで、韓国における人間と豹との関係が見えてくる。 データや動物学的な側面を求めているひとには物足りないか。2021/10/24