内容説明
従来の長寿法には「運動をしなさい」、「太るのはよくありません」、「腹八分目にしなさい」とかいろいろありますが、健康維持にどの程度役立つのかということが、今一つはっきりしません。本書では、曖昧さを出来るだけ避け、寿命を縮めているマイナスポイントを統計的事実から具体的に指摘しています。科学的に裏付けのある新しい長寿法なのです。
目次
対談―長生きは本当にできるのか
七つの質問に答えるとあなたの余命が分かる
不老長寿の夢と現実
人間の生き死にの実際
長寿のための基本戦略
病気と危険因子の関係
高血圧
高脂血症
動脈硬化
糖尿病
肥満
喫煙
ストレス
脳卒中
心筋梗塞と狭心症
老年痴呆
癌
肺炎
健やかに老いるには
著者等紹介
折茂肇[オリモハジメ]
東京都老人医療センター院長。1935年宮城県生まれ。東京大学医学部卒業。1966年から1968年まで米国ノースカロライナ大学医学部薬理学教室に留学。1986年東京大学医学部老年病学教室教授。1995年大蔵省東京病院長。1997年東京都老人医療センター院長。1998年放送大学客員教授。2000年日本学術会議会員。高齢者医療の理念として生活の質を高める総合ケア医療を掲げ、自立機能障害の改善を最終目的とした新しい高齢者医療に取り組んでいる
伊藤純[イトウジュン]
医学ジャーナリスト。1932年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。卒業後(株)BBプロモーションの創立に参加。日本における医学学術映像制作者の草分けとして40年間活躍。医学ジャーナリスト協会会員。1990年代からサイエンス・歴史をテーマにした執筆活動、映像制作を行う
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