内容説明
「早期教育なんて、クソくらえ!」―昔から伝えられている「わらべうた」を歌い、遊ぶことが、どれだけ子どもの脳を育て、五感を刺激し、社会性を学ばせるかということを、いつから親たちは忘れてしまったのでしょうか。「ムカつく・キレる」「無気力・無感動」もすべて、わらべうたと親の愛情が解決してくれるということを知ってください。最も古くて最も新しい完璧子育て術。
目次
わらべうたが子どもを救う(人間が人間である理由;大人より、子どもの脳はすばらしい;「三つ子の魂百までも」は本当です ほか)
わらべうたは言葉の「離乳食」(わらべうたとはなにか;どうしてわらべうたが聞かれなくなったのか;理想の教育を求めて―ハンガリーの「人生の樹学園」 ほか)
わらべうたは子どもの「生命」(わらべうたとは;私がわらべうたに魅せられた理由;わらべうたの種類とその変遷 ほか)
著者等紹介
大島清[オオシマキヨシ]
1927年、広島県生まれ。脳生理学者、京都大学名誉教授、愛知工業大学客員教授。サルの生殖生理から胎児の生理まで、一貫して脳とホルモンの関係を探求する。「胎児脳」の研究者として世界的に有名
大熊進子[オオクマノブコ]
1938年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、教師を経て、町田コダーイ合唱団の指導者、指揮者として活動するほか、日本・ハンガリー学校理事長、町田市合唱連盟会長を務める。そのほか親子わらべうた教室を主宰し、全国で講演活動も行っている
岩井正浩[イワイマサヒロ]
1945年、高知県生まれ。愛媛大学教育専攻科修了後、東京芸術大学研究員、リスト音楽院研究員、国立民族学博物館共同研究員などを経て、現在神戸大学発達科学部教授(音楽人類学)。兵庫県音楽療法士認定審査会委員長。学術博士。1970年よりわらべうたを含む民族音楽の調査・研究を行う。また、音楽療法としてのわらべうたの研究など、精力的に活動の輪を広げている
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