内容説明
こうして、富良野のラベンダー畑はまもられた。ラベンダーを愛したひとりの農夫と妻のものがたり。
著者等紹介
岡崎英生[オカザキヒデオ]
1943年、山形市に生まれる。早稲田大学仏文科卒業。雑誌編集者を経て執筆生活に入る。1997年、富田忠雄主宰の全国組織・ラベンダークラブ設立に参画し、「ラベンダー農家の365日」「見出された大地/写真家・前田真三とラベンダー」などを各誌に発表。詩誌『gui』同人
大社玲子[オオコソレイコ]
1946年、山口県に生まれる。青山学院大学英米文学科卒業。在学中から子どもの本のさし絵を描きはじめる
富田忠雄[トミタタダオ]
1932年、北海道に生まれる。花農場「ファーム富田」会長。「ラベンダークラブ」代表。ラベンダーを長年栽培し、1990年、フランスで日本人としてはただ一人のオートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士に叙せられる。1999年、北海道産業貢献賞を受賞
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感想・レビュー
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ちえ
29
この絵本でラベンダーにこんな歴史があったことを初めて知った。昭和の初め、国内の4箇所の農業試験場に大規模栽培をするためにフランスからラベンダーの種が輸入された。北海道では70年代は盛んに栽培されていたけれど、その後外国産の合成化学香料が入ってきて畑が相次いで無くなるなか、畑を守り続けてきた富田忠雄さん。「ファーム富田」は今もたくさんの観光客が訪れている。機関車のろっこ号もちょうど今朝の道内ニュースにでていた。しばらく行っていない富良野のラベンダー畑に久しぶりに行きたくなる。2024/06/08
どあら
3
北海道のラベンダー畑にこういうお話があったなんて、この本を読むまで知らなかったです。富良野へ行きたくなりました❢2013/11/07
kokotwin
1
よく知ってる富良野の富田ファームが出来た理由がわかった。はじめからあそこにあったわけじゃなかったんだなぁ。2014/03/31