内容説明
ナチ支配下のチェコ。子供の頃から性に強い関心を抱き、生きる為に十七歳にして娼婦となったユダヤ人少女が、収容所に移送されるまでの数ヶ月間、自らの存在を日記に刻印する。生と死、性と愛を織りまぜ、「記憶」のあり方を根源的に追求した第一級のホロコースト小説。全米ユダヤ図書賞受賞作。
著者等紹介
ルスティク,アルノシュト[ルスティク,アルノシュト][Lustig,Arnost]
アメリカのユダヤ人作家。1926年、チェコのプラハに生まれる。ホロコーストの間は、テレージェンシュタット、アウシュヴィッツ、ブーヘンヴァルトの収容所を生き延びたあと、処刑のためダッハウへ移送されることとなったが、途中で移送列車から脱走することに成功し、反ナチ抵抗組織に加わった。戦後、執筆活動を開始し、1970年に米国アイオワ大学国際創作プログラムに招かれたのち、ワシントンDCのアメリカン大学で30年以上にわたり文学教授を務めた。同大学名誉教授。全米ユダヤ図書賞、エミー賞、カレル・チャペック賞など、欧米において数々の権威ある賞を受けているホロコースト作家である。『愛されえぬ者たち』は、1986年度全米ユダヤ図書賞(小説部門)受賞作品
野口忠昭[ノグチタダアキ]
英国ルネッサンス演劇専攻
羽村貴史[ハムラタカシ]
小樽商科大学言語センター准教授。英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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