内容説明
本書の特徴は、大きく2つあります。まず、人権尊重、権利擁護、当事者主体、ノーマライゼーション理念、リハビリテーション、自立生活、地域生活といった障害者福祉の基本理念を踏まえつつ、障害者支援のあり方をエンパワメント・アプローチの視点から考察している点です。第2は、障害特性の理解や障害特性に応じたコミュニケーションスキルといったミクロの視点と社会資源の活用法やケアマネジメントといったマクロの視点について複眼的に詳述している点です。
目次
障害者ソーシャルワークの基本的理念(障害者ソーシャルワークとは;障害者の人権と権利擁護;エンパワメント)
障害者ソーシャルワークの実際(身体障害者ソーシャルワーク;知的障害者ソーシャルワーク;精神障害者ソーシャルワーク;障害児ソーシャルワーク)
新しい障害者ソーシャルワークの展開(障害者ソーシャルワークにおける社会資源利用;ケアマネジメント)
著者等紹介
杉本敏夫[スギモトトシオ]
1949年生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程社会福祉学専攻修了。PL学園女子短期大学、岡山県立大学などを経て、現在、関西福祉科学大学社会福祉学部教授
津田耕一[ツダコウイチ]
1961年生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科(社会福祉学専攻)修士課程修了。身体障害者通所授産施設神戸友生園指導課長を経て、現在、関西福祉科学大学社会福祉学部助教授。神戸聖隷福祉事業団評議員、ホーリスティック社会福祉研究所研究員などを兼務。社会福祉士
植戸貴子[ウエトタカコ]
1957年生まれ。神戸大学教育学部特殊教育学科卒業。ニューヨーク州立大学オールバニー校大学院社会福祉学部修士課程修了。ドーターズ・オブ・サラ・ナーシング・ホーム(ニューヨーク州)ケースワーカー、身体障害者療護施設神戸愛生園スーパーバイザーを経て、現在神戸女子大学文学部講師。神戸聖隷福祉事業団評議員、ホーリスティック社会福祉研究所研究員などを兼務。社会福祉士
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