目次
はじめに 「捨てない」から始まる、質の良い生活
第1章 「捨てない技術」の本質
第2章 私が「捨てない」理由
第3章 「捨てない技術」のコツと方法
第4章 「捨てない」で集められるモノ
第5章 「捨てない」ことで日本一
著者等紹介
町田忍[マチダシノブ]
1950年、東京都目黒区生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。在学中、博物館学芸員資格修得実習で行った国立博物館で博物学に興味を抱く。卒業後1年半、警視庁警察官としての勤務を経て、長年研究してきた、庶民文化における風俗、意匠に関しての執筆活動を開始する。特に納豆、チョコレート等のパッケージや缶、ビン類は数千点に及び、『捨てない!』ことの第一人者として君臨する。現在はフォトエッセイスト、コラムニストなどどしても各方面で活躍中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アセロラ
8
こんまりさんの本でこの本に言及されていて、手に取りました。著者は昔のものの研究?もしてるようなので、捨てなくても成り立っているようです。捨てる、捨てないは個人の好みだと思います。ただ、商品のパッケージなど一般的にゴミとされるものを何十年も保管しておいても学ぶことがあるのか、その間の保管スペース(家の広さや家具、家賃やローンにも関わる)、引っ越す場合は荷物の増加、家族の理解、衛生面、災害時に危険になる可能性がある、さらに死後の遺族による片づけの手間、など私は考慮し、「捨てない」はやりません。2020/03/18
つちのこ
4
ベストセラー『捨てない技術』のパロディ版と思いつつ、読み始める。著者は“捨てる”ことができない性質らしい。その蒐集癖は半端ではく、ここまでくると病気の域に達しており、拍手をしたいぐらいだ。特定のカテゴリーに関しては、その道の収集マニアが世の中には何人もいるはずであるが、一人の人間がここまで多岐にわたって蒐集するすごさは驚嘆に値するだろう。著者による“捨てない技術”とは、あふれ出るような飽くなき蒐集癖からくるものだろうということが伝わってくる、マニア心を熱くさせる面白本である。(2001.4記)2001/04/05
マーク
3
32 世田谷図書館 ●片づけの真逆の本だが、ときめくモノを残す点では同じ。何にときめくか?ユニークな内容。 ●捨てられるモノから計り知れないテーマを見つけ出し、新たな価値を見いだし、日々のせいかつを楽しむ ●洋服のタグ、空き缶バイザー、菓子の紙、蚊取り線香パッケージ ●赤チン、メンソレータム ●箸袋趣味の会全国大会 ●入場券を見れば30年前の思い出が蘇る 2020/09/26
ジプシーおとう
2
これ、2001年発行なんだ。こんまり本読んで、それの反語に値するタイトルのこの本見つけて読みました。 読む前は、捨てない=余計なモノを買わない=シンプルライフ、な本かと想像してましたが違いました。ズバリ、収集家の本でした(笑)これ読んで思い出したのは、俺も高校時代は少年ジャンプ、マガジンの表紙、大学卒業して一人暮らししてた時は飲んだビール缶とか集めてたなぁ。国産はもちろん、バド、クアーズ、ハイネケン、青島、コロナなどなど。帰ったら掃除に来てた母親に綺麗に並べて置いたビール缶全て捨てられてた時は泣いた(笑)2015/09/08
K
1
(2001,790)「捨てる!技術」の翌年だね。シンプルライフ企画展やってて同僚が「これ、逆だけどどうかな」と持ってきてくれたので、2冊並べた。捨てたくない気持ちはわかるけれど、本人死んだらただのゴミっていうのが、ひしひしとにおいたつようで・・・、反面教師的という意味でショック療法となるかもな。2020/05/31