内容説明
覚醒剤乱用者数260万人という現実。社会から必要とされていない、役に立たないという「寂しさの痛み」から薬物依存は生まれる。民間の薬物依存リハビリセンター「ダルク」を設立した著者が告白する自らの覚醒剤依存体験と回復への軌跡。シンナー、覚醒剤、麻薬など、薬物依存者の急増が警告するものとは…1995年東京弁護士会人権賞受賞。
目次
第1章 Addiction―現代社会に蔓延する病としての依存症
第2章 Powerless―薬物に対して無力な自分を認めた
第3章 Community―薬物依存者たちの共同体・ダルクの誕生
第4章 12 Step―薬物依存から回復するためのプログラム
第5章 Born Again―再生した仲間たちの“それから”