内容説明
ADHDの人々に対する福音の薬なのか?それとも麻薬同然の危険な薬なのか?バランスのとれた一冊です。リタリンに関して、いたずらに心配や不安を煽ることはなく、かといって、過剰な信奉も薦めていません。日本でもリタリンの使用量が増加している今、リタリンを服用する子どもをもつ親御さんや、服用している方々に役立つ本になることでしょう。
目次
1章 ADHD(注意欠陥多動性障害)とは?
2章 リタリンの歴史
3章 リタリンは体にどう作用するのか?
4章 リタリンを飲めばこれだけの効果がある
5章 リタリンの適用量
6章 リタリンの限界
7章 リタリン論争
8章 リタリン以外の治療薬
9章 リタリンの将来
10章 リタリンのここが知りたい
著者等紹介
マルコビッツ,ジョン[マルコビッツ,ジョン][Markowitz,John S.]
薬学博士。専門は向精神薬。ノース・カロライナ大学で薬学、薬理学の研究を続けるかたわら薬剤師として臨床経験も日々積んでいる。精神疾患に関する薬学の専門家としての認可も受け、病院やサポート・グループなどを通じてリタリンを服用している患者や家族と日々接している
ドゥヴェーン,リンゼイ[ドゥヴェーン,リンゼイ][DeVane,Lindsay]
薬学博士。専門は向精神薬。ノース・カロライナ大学で薬学、薬理学の研究を続けるかたわら薬剤師として臨床経験も日々積んでいる。精神疾患に関する薬学の専門家としての認可も受け、病院やサポート・グループなどを通じてリタリンを服用している患者や家族と日々接している
田中康雄[タナカヤスオ]
1958年栃木県に生まれる。1983年独協医科大学卒業後、旭川医科大学精神科神経科助手。1987年旭川医科大学付属病院精神・神経科外来医長。1988年市立士別総合病院・精神神経科医長。1992年北海道立緑ヶ丘病院・医長。現在、国立精神・神経センター精神保健研究所児童思春期精神保健部。専門は児童思春期地域精神医学
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