内容説明
50℃を超すマダガスカルから零下45℃の北極海、そしてカヌーが残るミクロネシアの孤島まで、世界を駆けめぐる冒険を重ねた後、英国ケンブリッジ大とエジンバラ大で研究生活を送り、故郷の新潟県南魚沼市に舞い戻って田んぼと向き合う日々。地球的な視野を持ちつつも地域に根ざした「人」は、どのように育つのか。自らの体験に照らし合わせて、浮き彫りにする。
目次
第1部 生い立ち篇 雪深いふるさと(大好きな雪;幼児の頃の思い出;犬が大好きだった小学生の頃 ほか)
第2部 冒険紀行篇 人は自然に生かされている(オペレーション・ローリーの衝撃;バックパックで中国からヨーロッパへ;アマゾン河1500キロを下る ほか)
第3部 環境教育篇 大地とつながる生き方(「自分の作品」としての教育プロジェクト;英国と日本の若者たちのチャレンジ;ヤップ島プログラム ほか)
著者等紹介
高野孝子[タカノタカコ]
(特活)エコプラス代表理事、早稲田大学客員准教授、2010年9月より立教大学特任教授。新潟県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院政治学修士、ケンブリッジ大学M.Phil、エジンバラ大学Ph.D.。90年代初めから「人と自然と異文化」をテーマに、多文化構成による地球規模の環境・野外教育プロジェクトの企画運営に取り組む。犬ぞりとカヌーによる北極海横断や、ミクロネシアの孤島での自らの活動を環境教育の素材とするプログラムを展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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