内容説明
地域構造・生活構造論的な観点から地域社会の変動過程を追うことが本書の目的。地域社会を、歴史的に、つまり、形成・発展・停滞・異常・安定・平常という変動のなかで捉える。
目次
第1部 地域社会の形成・発展過程(鉄道の敷設と地域社会の形成過程―現西宮市域を事例として;地域社会の変動と灘購買利用組合―住吉村を事例として)
第2部 地域組織の蓄積性・連続性(むら規約・地域組織にみる連続性と共同性―現豊中市域内集落を事例として;地域社会の変貌過程―宝塚市長谷むらを中心に ほか)
第3部 地域住民の合意形成を求めて―異常時における生活の共同を求めて(市街地再開発事業と住民の合意形成―アンケート調査と街づくりニュース等を中心に;阪神・淡路大震災時における住民の合意形成―渦森団地を事例として)
第4部 生活協同組合と地域社会―平時における生活の共同を求めて(新しい地域社会を求めて)
著者等紹介
山本剛郎[ヤマモトタケオ]
1939年兵庫県生まれ。1964年京都大学文学部史学科(人文地理学専攻)卒業。1968年大阪大学大学院文学研究科修士課程(社会学専攻)修了。1969年同大学院博士課程中途退学。大阪大学助手、天理大学講師、関西学院大学助教授を経て、現在、関西学院大学社会学部教授、博士(社会学)。専攻は地域社会学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。