内容説明
科学者の随筆に名作が多いことはよく知られている。最も有名なのは寺田寅彦(物理学者)で、現在も多くの科学者が愛読している。著者もまた、その一人。ハワイ島での観測生活を中心に、科学者らしい鋭い視点と繊細な観察眼をもとに「天体と人間と社会」について400ページを書き下ろした。しし座流星群に思いを馳せた宮沢賢治の心象風景。満天の星を見上げながら想像する江戸時代の空。葛飾北斎の浮世絵版画に描かれた「有明の月」。観測のエピソードや天文学の最前線、そして文学や詩歌、絵画にも話がおよぶ。天文学者による本格的な「科学者の随筆」。
目次
プロローグ
星
すばる
ハワイ島
天文台
気象
月
エピローグ
著者等紹介
有本信雄[アリモトノブオ]
天文学者、理学博士(天文学)。専門は銀河進化論、銀河考古学。国立天文台名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、国立ソウル大学校客員教授。1951年、新潟県加茂市に生まれる。東北大学卒業、同大学大学院博士課程修了後、パリ天文台(仏)、ハイデルベルク大学(独)、ダーラム大学(英)の研究員となる。帰国後は、東京大学助教授を経て国立天文台・総合研究大学院大学教授に。2012年から2017年まで国立天文台ハワイ観測所(すばる望遠鏡)の所長をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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