内容説明
常識やぶりの革新的組織づくりをする日本酒の蔵元と、アパレル界で世界ブランドの確立を目指すベンチャー創業者。共通するのは、「ものづくり」への信頼と愛情、そして旧来型成功モデルへの懐疑。ともに斜陽と言われる業界にありながら明るい未来を紡ぎはじめた若き経営者2人が、成長なき経済のなかに見出した希望とは。
目次
第1章 「日本発の世界ブランド」宣言(「経営者と従業員」という線引き;やりすぎて全員やめたことも ほか)
第2章 不況と凋落の中で育った世代(小学六年で経営者志望;学校の勉強は、意味がなかった ほか)
第3章 百年後を見据えたロングビジョン(正しいと思ったらど真ん中で勝負;ターゲットは百年後 ほか)
第4章 「三方よし」のビジネスモデル(社会性はあとからついてくる;強欲さへの懐疑 ほか)
第5章 メイドインジャパンの復権を目指して(ユニクロはメイドインジャパン?;中国産日本酒はメイドインジャパン? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jessica
4
日本でものづくりを行うものとして大変頼りになった一冊。 資本金はたったの50万円。週末にバイトをしながら平日はシルク(群馬)、ニット(新潟)、生地(愛知)といった産地を巡った山田さん。 いまはものづくりが「触ってはいけない産業」になりつつあるのでそこをひっくり返したいと語る点に大変共感しました。 山本さんの「売り上げが大きいからといって面白いことをやれる時代ではもうない。だから売り上げを目標にするより社会的なインパクトをどれくらい与えられるかのほうが大事。」という視点も非常にGen z的。2023/06/28
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