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内容説明
くすのきしげのり珠玉の短編集。名作絵本『Life ライフ』にまつわる5つの物語。
目次
Life・Episode 0 Open―店の名前は「Life」
Life・Episode 1 Order―ご注文はすでに
Life・Episode 2 Love Letter―私への手紙
Life ライフ―愛しきLifeへ
Life・New Story Tomorrow―顔をあげれば
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
徳島県生まれ。児童文学作家。絵本『おこだでませんように』(小学館)でJBBY賞バリアフリー部門受賞。教科書掲載作品をはじめ、200作品を超える著作は海外でも広く読まれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
39
前作「Lobe Letter」のおじいさんの話が入った短編集。誰かが何かを持ってきたり、何かを持ち帰ったりするお店「Life」が舞台。ここは大工のお父さんが、パン屋さんを開業する息子のために建てたお店。息子さんは不慮の事故で他界。気落ちするお父さんがお店に座っていると、色々な人が訪ねてきてはささやかな物を置いていきました。そうやって心温まるコメント付きの「物」が人から人へ。読んでいるとジ〜ンとしてきて、終始涙ぐんでました。辛い涙ではなくて、いいなぁの涙です。身近に「Life」があったらと嬉しいのだけれど。2025/04/03
anne@灯れ松明の火
23
絵本「Lifeライフ」誕生から10年を記念して生まれた短編集。舞台となったお店「Life」を巡る人々の物語が5編。松本春野さんが挿絵を描いた2冊の絵本と同じ話もあるが、文字だけで読むのも、想像の余地があって、またいい。この店ができたきっかけが最初に語られ、その切なさに胸が痛む。だが、周囲の温かさもあって、こんな素晴らしい店へと成長し、多くの人が集う場所になったと思うと、今度は胸が熱くなる。今週、くすのきさんの講演会に参加する。この作品について語られるかはわからないが、その前に読めて良かった。2024/12/03
いなこ
8
小さな町外れのLifeというお店は、誰かがメッセージをこめて何かを置いていき、そこにある見えるもの、見えないものの何かを持って帰ります。以前絵本で読んだLife。とても絵も話も暖かいものでした。それが単行本となり、Lifeというお店のいきさつが語られています。ちょぴり悲しみもありますが、やはり愛しき人々の人生でした。もう1冊のlove letterのほうは未読なので、読みたいと思ってます。2024/12/01
たるる
5
誰かが何かを持ってきて、何かを持って帰るLifeというお店が舞台。お店が生まれたきっかけは切ないけれど、お店にやってくる人たちの物語は温かい。後先になるようだけれど、この後、絵本のほうへ。2025/01/28
ブロッコリー
5
図書館。 Life という いわゆるブツブツ 交換のお店を軸としたオムニバス 。 パンで始まりパンで終わる。2024/12/24