内容説明
絵本『Lifeライフ』から遡ること数年前のお話です。『ライフ』から持ち帰ったルーペを使って、アルバムの想い出をたどるおじいさんとおばあさん。そこには、眩しいほど若い頃の、そして今も変わらない二人の恋物語がありました。人を好きになるって、なんて素敵なことでしょう。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
徳島県生まれ。児童文学作家。絵本『おこだでませんように』(小学館)でJBBY賞バリアフリー部門受賞。200作品を超える著作は海外でも広く読まれている
松本春野[マツモトハルノ]
絵本作家・イラストレーター。東京都生まれ。多摩美術大学油画専攻卒業。『おばあさんのしんぶん』(講談社)でけんぶち絵本の里大賞アルパカ賞、『バスが来ましたよ』(アリス館)で親子で読んでほしい絵本大賞2位など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
56
新着図書の棚から。くすのきしげのりさんと松本春野さん、「Life」の作者だ。しみじみする。おばあさんとおじいさんは、Lifeにやって来て鉢植えの花を置いた。代わりに大きなルーペを持ち帰る。そして始まる時間旅行は、「私への手紙」にたどり着いて・・・。本当に、しみじみ、ほのぼのする優しい絵本だ。2024/11/04
ぶんこ
48
ライフから持ち帰った大きなルーぺを使い、おじいさんとおばあさんはアルバムをさかのぼりはじめます。段々若くなっていくふたり。ついに出会いとなった郵便配達の若者と、手紙を受け取る女性。切手の5本の薔薇の意味と、女性に届いていた手紙の中身があかされます。歳を重ねてからの告白?(私なら結婚してすぐ話しそう)おばあさんにとってのウフフな思い出だったのかな。絵も素敵で大好きな本となりました。2025/03/30
どあら
30
図書館で借りて読了。こんな素敵な御夫婦は中々いない…理想です😊💖2025/05/24
anne@灯れ松明の火
26
新着棚で。「Life ライフ」と似ているなと思ったら、やっぱりスピンオフ。あれから遡ること数年前のお話だそうだ。ライフから持ち帰ったルーペを使って、アルバムの想い出をたどるおじいさんとおばあさん。あえて、反対にたどり、ふたりはどんどん若返っていき、出会った頃へ……。読み終えて、表紙を見直し、ああ、そうか、と一人頷く。こんな夫婦になれたら、幸せだなぁ。松本春野さんの絵が優しく、温かく、かわいらしい♪ 「Life ライフ」を再読したくなり、予約を入れた。2024/10/15
ひめぴょん
16
あまりにもきれいな話過ぎて ちょっとあり得ないなとひねくれた思いを抱いてしまいました。人生って もっと ドロドロしている気がする。 「いつも幸せな時間だったのね」「ふり返る思い出はたのしいことばかり」というおばあさん。「母親としての君も素敵だったよ」というおじいさん。 ちょっとしっくりこない本でした。こうでなくちゃ とか思えるようになったとき読むとまた違う思いが生まれてくるのかもしれない。 2024/12/22
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