ビートルズ来日学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 429p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784907583842
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

ビートルズ来日50周年記念出版。

あの日から、日本人の何かが変わった。



「レコード・コレクターズ」誌の人気連載、

待望の書籍化。



真実は細部に宿る。

第一次情報を本人から聞くことで見えてくる、

来日時のビートルズの素顔や行動。



世界初公開の図版、写真も多数掲載!



本書は、宮永正隆(ビートルズ大学学長)のライフワークで、マーク・ルーイスン氏(ビートルズ研究の世界一の権威)からも「第一級のインタヴュー」と絶賛され、氏の三部作に資料協力している。



※ビートルズ大学:音楽評論家・宮永正隆によるビートルズ評論・研究・啓蒙活動の総称。名誉教授として星加ルミ子・大瀧詠一も公式に名を連ねる。



<おもな内容>

第1部 「羽田空港までの日航機内」編

日航スチュワード

日航パーサー

東レ 宣伝部

日航スチュワーデス



第2部 「到着以降」編

日本テレビ・ディレクター

協同企画・ビートルズの運転手

『女性セブン』カメラマン

日本テレビ音楽班フロアマネージャー

協同企画エージェンシー・バイト 楽屋の世話係



第3部 「東京ヒルトンホテル」編

東京ヒルトン エンジニア

東京ヒルトン ハウスマン

東京ヒルトン ハウスキーパー



第4部「ヒルトンを訪れた業者」編

テーラー山形屋

朝日美術

宮永正隆[ミヤナガ マサタカ]
1960年生まれ。早稲田大学法学部卒。
集英社編集者を経て、音楽評論家。
集英社時代は「ちびまる子ちゃん」「お父さんは心配症」「星の瞳のシルエット」、読者投稿ページ「みーやんのとんでもケチャップ」などを担当。
音楽評論家としては、膨大な知識と愛情に裏打ちされた骨太なビートルズ論は国際的に評価も高い。TV、ラジオ、活字、講演で発信する自らのビートルズ評論活動の総称は「ビートルズ大学」として浸透している。なかでも音楽評論誌「レコード・コレクターズ」で連載中の「ビートルズ来日学」は2009年のスタート以来、音楽ファンの人気を集めている。
前著『ビートルズ大学』(アスペクト刊)はその内容が評価され、NYにある国際音楽文献目録に登録の栄誉を受ける。

内容説明

1966年、4人と出会った日本人の証言。「レコード・コレクターズ」人気連載、待望の書籍化!当事者だからこそ語れる4人の素顔。掲載図版350点。世界初公開写真、多数。

目次

第1部 日航機でともに過ごした人々(重岡良蔵 日本航空客室乗務員;植村昌弘 日本航空客室乗務員;遠入昇 東レ・広報宣伝部長;コンドン聡子 日本航空客室乗務員)
第2部 さまざまな職業をとおして(佐藤孝吉 日本テレビ・ディレクター;肥田勲 協同企画;佐々木恵子 カメラマン;伊藤滋夫 日本テレビ・芸能局音楽部フロア・マネージャー;平尾邦子 武道館楽屋でお茶くみを務めた女性)
第3部 東京ヒルトンホテルのスタッフたち(染谷正男 東京ヒルトンホテル エンジニア;吉井康人 東京ヒルトンホテル ハウスマン;光安マサ枝 東京ヒルトンホテルハウスキーパー)
第4部 ビートルズの日本みやげ(宮川健二 テーラー山形屋;若山秀子・大橋善朗 朝日美術;下條啓一 朝日美術)

著者等紹介

宮永正隆[ミヤナガマサタカ]
1960年生まれ。早稲田大学法学部卒。集英社「りぼん」編集者を経て、音楽評論家。音楽評論家としては、知識と愛情に裏打ちされた骨太なビートルズ論が国際的に評価され前著『ビートルズ大学』(アスペクト刊)は「国際音楽文献目録」登録の栄誉を受ける。現在アムステルダムに拠点をおき「来日学」と並行して欧州での取材活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tatsutoshi Abe

4
雑誌「レコード・コレクターズ」で断片的に読んでいた時から面白いと思っていた連載が、来日50周年目前という絶妙なタイミングで単行本化された。来日した飛行機の同乗者、送迎の運転手、ホテルの従業員など来日したビートルズを身近で見た人たちにインタビューして過去を掘り起こしていく作業は考古学的な愉悦に満ちている。やろうと思えば全てを記録することが可能な昨今とは事情が異なり、断片的な情報をつないでいく作業には無限の想像力が介在する余地がある。2016/06/14

Keikoh

3
「ジョンにもサイン、もらった?」「美味しいディナーを我々のために提供してくれたじゃないか、 そのお礼として ちょっとサインしてあげなよ」これは何かもう、お金じゃ換えられないなと思っています。41年前のことだけれども今でも鮮明に残っていますよ。自分がもし将来、認知症になったとしても、このことだけはずっと覚えてるんじゃないかな。本当に。 うん。まあ凄い。解釈できない。だって、自分が今まで生きてきた中で、これに例えるものにあれっきりブチ当たってないから。1回も。それは想像しようがないよ。2023/02/12

O-chami

2
映画「ミスター・ムーンライト」観るのに併せ再読。エンドロールにも本書はちゃんと登場。1966年来日時、我が国では未だ女・子供の一過性の流行り物としてビートルズを多くの大人達が捉えていた時代に、少数の理解ある関係者や判らないながらも期せずして関わった大人達の、新しい世界の潮流や若者の感性を信じて応援してくれた人達の、貴重な証言の数々と真実に感動してしまいます。ビートルズの来日が日本の音楽・文化の劇的な変換点になり、今に繋がっている事が感じられる力作です。BGMは勿論ビートルズの「ミスター・ムーンライト」🎶2023/02/09

MaRuTaTSu

2
2009年にこの連載が始まったのは知ってたが、まさかこんな量だったとは…そして未だ連載中とは… もはやビートルズ自体と関わりのない領域にまでもインタビューと調査を重ねて徹底的に追求していくスタイルは、これこそビートルマニアだと言えるんだろうな。 まあそれをバッチリ読んでる自分も漏れずにビートルマニアなんだろうけど(笑)2016/09/18

Natsuhiko Shimanouchi

2
来日する飛行機のクルー、滞在中の運転手、テレビ局員、ホテルのスタッフなど1966年の初夏にビートルズと交差した人たちのインタビュー集。多くの人が仕事の一環としてジョンやポールの顔も知らないまま関わっていくが、今でもあの数日のことを特別なこととして記憶していることが興味深い。また人によりジョンはユーモアとサービス精神に溢れた青年として映っていたり、気難しい無口な青年と映っていたりとその違いも面白い。ひとつひとつのエピソード、証言に興奮しながら読了。2016/09/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10690673
  • ご注意事項

最近チェックした商品