メロディがひらめくとき - アーティスト16人に訊く作曲に必要なこと

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907583644
  • NDC分類 761.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

<登場ミュージシャン>
Galileo Galilei
tofubeats
マイカ・ルブテ
AZUMA HITOMI
sugar me
Predawn
小林祐介(THE NOVEMBERS)
kz(livetune)
コンピューター・マジック
まつきあゆむ
OLDE WORLDE
三浦康嗣(□□□(クチロロ))
Crystal((((さらうんど)))、Traks Boys)
沖井礼二(Cymbals、TWEEDEES)
宮崎貴士(グレンスミス、図書館)
冨田ラボ(冨田恵一)

安価で便利な機材やソフトが次々と発売され、今やパソコン1台あれば、誰もが簡単にレコーディング環境を手に入れることができるようになった。プラグインやソフトシンセのスペックも向上し、極端にいえば移動中の電車の中ですら楽曲を作れる時代。
そこにプロとアマチュアの差は、ぼぼなくなったといってもいいだろう。
そんな、誰もが〝スタジオ〞を持てる今、ミュージシャン=クリエイターにとって必要な条件とはなんだろう。
本書は、プロのミュージシャンたちが普段どのように音楽と向き合い、メロディが降りてくる瞬間をどうやって捉まえ、どうカタチにしているのか、そんな〝曲作りのプロセス〞に迫ったインタビュー本である。

MySpaceで発表していたころは、「死ね」とか書かれてました―Galileo Galilei
DTMは、時間をかけたり、トライアンドエラーを繰り返せば絶対によくなっていく―tofubeats
人生の波があるから曲ができるし、曲にも波がある―マイカ・ルブ テ
最初に歌詞と曲が「生まれた!」って瞬間が一番嬉しい ―AZUMA HITOMI
歌ってて気持ちのいいところにいくっていうのは意識していた―sugar me
工夫すれば道はあるし、DIY次第で結構どうにでもなる―Predawn
お金がないっていうことは、自分たちで手を動かさなきゃならない―小林祐介
メロディを作るという発想がなかった―kz(livetune)
楽しいことがなかったから、自分で音楽を作って楽しむことにした―コンピューター・マジック
1曲だったら誰でもいい曲は書ける。それをコンスタントに続けられるか―まつきあゆむ
作曲っていうのは音楽と向き合ってないときにできる―OLDE WORLDE
歌詞とメロができたからって、なんで「曲が完成した」って思えるのかがわからない―三浦康嗣
iPhoneでSNSを見たりとか、それと同じ感覚で曲を作りたい―Crystal
煮詰まることと付き合うのが、この仕事―沖井礼二
海賊盤でデモから完成まで聴き比べると、制作過程がわかる―宮崎貴士
作曲というのは目的がないとできないんですよ―冨田ラボ


装画 : 堀節子
デザイン : 戸塚泰雄(nu)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

22
小学校の時から音楽落ちこぼれた私としては曲作るのは天才というか。パソコンは得意なんで若いとき今時のソフトあったらやってたのになというか今からでもやってみようかなと思ったりした。音楽そこそこ詳しいのですが、半分くらいまるで聞いたことない人で世の中広いなと思った。2020/12/30

qoop

4
宅録の利便性/水準が向上したのに反し、機材環境の充実に伴い曲が作れなくなったという音楽制作者の著者が、十六人のミュージシャンに創作の肝を訊いたインタビュー集。ソフトながら勘所に迫ろうと問いを進めていく聞き手。高い動機が伝わる一冊。問う側、応える側ともに共通の核があり、お互い同士で近付こうとしたりすかそうとしたり、あるいは共通了解を求めて周囲をめぐり続けたりとそれぞれの距離感が面白い。2018/07/29

ミタカノミタカ

2
各クリエイターが、どういった思考で作曲に取り組んでいるかに迫った一冊。著者が以前書いた「プライベート・スタジオ作曲術」を読んだ時も思ったけど、音楽理論に頼らないというか、そもそも理論を知らないクリエイターの多さに驚く。それぞれ違った考えかたというのも良く出てて、作曲は自由なんだなぁ、と改めて気づかされた。口ロロの三浦氏の外した視点や、宮崎貴士氏のマニアック過ぎる思考が特に面白かった。2016/11/21

ある

0
作曲に憧れがあるので読んだ。作曲なんてとても神秘的なものだと思うしアーティストの思考回路を言語化なんてできるのかな?と読む前は思ってたけど、皆さんそれぞれにしっかり言語化されていて非常に興味深かった。音楽家の脳内を覗かせてもらえるなんてとても貴重。やっぱり哲学的な視点とかもたくさんあって面白かった。ヒントもいくつか掴めたような…掴めないような…とにかく気軽に、やりたいようにやってもいいのかもな?と思えたのも大きな収穫でした。2021/03/10

めとろ

0
とても面白かった!ほんの少しでも作曲やってる人なら読んで損はない。曲作るのが楽しくなってくる。2019/09/22

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