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ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝―バーバーショップからマザーシップまで旅した男の回顧録

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  • サイズ A5判/ページ数 485p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784907583507
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

出版社内容情報

ファンクミュージックの開拓者、ジョージ・クリントンが、全宇宙史上、はじめて語った抱腹絶倒の一大叙事詩。初刷限定4色ウィッグ・リボン付!



The New Yorkerの編集者にして小説家のベン・グリーンマンとの共同執筆により、全米ベストセラーの自伝「Brothas Be, Yo Like George, Ain't That Funkin' Kinda Hard on You?」((おいジョージ、ファンクすんのもキツくねえか?)の翻訳版。



黒人音楽と20世紀ポップミュージックの、最大の功労者にして、ジャンルを越えた音楽性と人気の秘密。ジョージは何をしたのか?



「俺は楽器ができない。歌やアレンジだって、上手いわけではない。それでも、高所から全体像を眺めることができたため、飛行機を着陸させることができた」(本文より)



ジョージによって変換される前と後のアメリカ音楽業界について、多くの洞察を与える大著。ついに刊行!



バーバーショップからマザーシップ、ドゥワップからヒップホップまで、ドクター・ファンケンシュタインの物語は、誠実さ、洞察力、そしてリズムに満ちている。この本はファンク以上のものを放出してんぞ。ザ・ボム(傑作)!――アラン・ライト(VIBE 誌、SPIN誌の元編集長)



無尽蔵のアイデアを持つ永遠に旬な男。昔からドグマよりドッグを優先してきたジョージのアイディアは、24トラックのミックスに深く折り重ねられている。読みはじめたら止まらない。彼はとうとうファンカティアーズが長年待ち望んでいたストーリーを語った――リッキー・ヴィンセント(『ファンク 人物、歴史そしてワンネス』の著者)



本書は期待通り、ドラッグやエキセントリックなストーリーが満載だ。しかしこれは、あらゆるポップ・ミュージックに精通した、極めて知的かつ先見の明を持つ男についての本でもあるのだ。Pファンクが成功したのは、彼があらゆる音楽を織り上げる術を知っていたからだ――ネルソン・ジョージ(『リズム&ブルースの死』、『ヒップホップ・アメリカ』の著者)



※画像認識アプリ「Blippar」による、ジョージ・クリントンのスペシャル・コンテンツ付き。

(サービス終了の際はご了承ください。お早目に)



<著者略歴>

ジョージ・クリントン George Clinton

R&Bを改革し、ジミ・ヘンドリックス、ビートルズ、フィル・スペクター、スライ・ストーンといった多様な影響を融合することにより、ソウル・ミュージックをファンクへと変換した。彼の率いるパーラメント/ファンカデリック帝国は70年代にブラック・ミュージックの天下を取り、40曲以上のR&Bヒット・シングル(そのうち3曲がナンバーワン)、3枚のプラチナ・アルバムを世に出した。クリントンはまた、80年代、90年代、それ以降もソロ・アーティストとして活躍を続けている。



ベン・グリーンマン Ben Greenman

フィクション(最新作は『The Slipp…

ジョージ・クリントン[ジョージ・クリントン]
R&Bを改革し、ジミ・ヘンドリックス、ビートルズ、フィル・スペクター、スライ・ストーンといった多様な影響を融合することにより、ソウル・ミュージックをファンクへと変換した。彼の率いるパーラメント/ファンカデリック帝国は70年代にブラック・ミュージックの天下を取り、40曲以上のR&Bヒット・シングル(そのうち3曲がナンバーワン)、3枚のプラチナ・アルバムを世に出した。クリントンはまた、80年代、90年代、それ以降もソロ・アーティストとして活躍を続けている。

押野 素子[オシノ モトコ]
東京都生まれ。青山学院大学政治経済学部卒業。レコード会社勤務を経て、ハワード大学ジャーナリズム学部卒業。
訳書に『JB論 ジェイムズ・ブラウン闘論集』『マイケル・ジャクソン裁判』『ヒップホップ・ジェネレーション』『ブリング』など。
ワシントンDC在住。

丸屋 九兵衛[マルヤ キュウベエ]

ベン・グリーンマン[ベン・グリーンマン]
フィクション(最新作は『The Slippage』)とノンフィクション(最新作はクエストラヴと共著のヒット作『Mo’Meta Blues』)を手がけるベストセラー作家。ブルックリン在住で、滅多に同地から出ることはない。

内容説明

ドゥワップ・シンガー兼ソングライターとしてキャリアをスタートしたジョージは、リズム・アンド・ブルースからモータウン、ビートルズ、ストーンズ、サイケデリック・ロック、ファンクに至るまで、ポップ・ミュージックのあらゆるトレンドを吸収した。70年代には、パーラメント、ファンカデリックという2バンドを中心に構成された、音楽ムーヴメントのリーダーとして台頭。そして、70年代半ば、クリントン統帥が率いるPファンク帝国は、ソウル・チャートのみならず、ポップ・チャートをも席巻していた。先進的なアーティスト、元祖ヴィジュアル系、クレイジーな哲学者、敏腕なビジネスマン。全てが合わさりひとつになったのが、クリントンだ。彼のような人物は、ポップ・ミュージックにおいて、先例がない。その物語は、セックスやドラッグのたしなみ方はもちろん、スーパースターの名言集、フラッシュライトの演出法、バップ・ガンの使い方、キャラクタービジネス、宇宙論、超古代史、各種の陰謀説、法廷論争(音楽著作権に詳しくなろう)を内包し、想像を絶するほどの創造的エネルギーで展開される。誇張された話のようだが、これは現実である。

目次

イントロ:さあ、ステージで勝負だ(一九七八年)
ザ・ボム
物音が聞こえたら、それは俺と仲間だ
夢中になって、抜け出せない
詮索好きの友人たちは、俺に何が起こったのかと問いただす
なんだか生のファンクっぽい音がするぞ
ファンキーなその心を開けば、君も飛べる
俺と踊りたいかい?俺たちはコズミック・スロップを踊ってんだ
さあ皆、立ち上がって踊ろう
たくさんのリズムが蔓延してる
滑らかに歩き、腰を入れて踊り、マザーシップに乗り込めよ
シンドロームが起こったら、警戒を緩めるな
高すぎて、乗り越えることなどできない
少しも躊躇うことなく
俺の靴を履いて歩くことはできるだろうが、俺の足を借りてダンスはできない
自分の尻尾を追いかける犬は、そのうち目を回す
リズムにライム、リズムにライム、リズムにクソライム
誰かがファンクされるとしたら、そいつはお前だ
お前は食いものにされるだろう
エピローグ:皆に訊かれるんだ、「よお、ジョージ、ファンクすんのもなかなか辛くねえか?」って

著者等紹介

クリントン,ジョージ[クリントン,ジョージ] [Clinton,George]
R&Bを改革し、ジミ・ヘンドリックス、ビートルズ、フィル・スペクター、スライ・ストーンといった多様な影響を融合することにより、ソウル・ミュージックをファンクへと変換した。彼の率いるパーラメント/ファンカデリック帝国は70年代にブラック・ミュージックの天下を取り、40曲以上のR&Bヒット・シングル(そのうち3曲がナンバーワン)、3枚のプラチナ・アルバムを世に出した。クリントンはまた、80年代、90年代、それ以降もソロ・アーティストとして活躍を続けている

グリーンマン,ベン[グリーンマン,ベン] [Greenman,Ben]
フィクションとノンフィクションを手がけるベストセラー作家。ブルックリン在住

押野素子[オシノモトコ]
東京都生まれ。青山学院大学政治経済学部卒業。レコード会社勤務を経て、ハワード大学ジャーナリズム学部卒業。ワシントンDC在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

河村祐介

2
どこまで本当か…てのがあるんだけど、自身のドラッグダメダメ期も含めてただただ冷静な分析的な視点が滲み出る。80年代以降のダメダメクラックファンクおじさん連れ合いなスライとのエピソードは微笑ましくもある。2017/01/18

yagian

2
ジョージ・クリントン、芸歴長いな、としみじみ思う。50年代後半からドゥワップのコーラスグループから始まり、70年代はPファンクで絶頂、それ以降は、クラックと著作権の訴訟がずっと続く。信頼できる代理人が存在するかっていうのがほんとうに重要だなと思う。ザ・パーラメンツとパーラメントとファンカデリックの区別がようやくできるようになった。N.W.A.の西海岸のゲットーは、ジョージ・クリントン先生からみると、サバーバンに見えるっていう言葉が印象的。ま、治安が悪い頃のニューアークってほんとに大変そうだからな。2016/12/10

TMHR ODR

2
★x4。3割くらい盛ってそうな面白エピソードもありつつ、早い時期から自分にできないこと他人ができることを見極めていた冷徹ともいえる判断力を持っていたというのが、意外。自分個人ではできることが少ないけどビジョンはある、できる人を見つけ育てできる人同士を結び付けてビジョンを実現化するってことか。60才過ぎてもドラッグ漬けだったのに!しかしFunkadelic/Parliamentの全盛期の音源に対して、著作権も音楽出版権も持ってない、ヒップホップでサンプリングされまくってるのにそこからの収入はゼロとはねぇ。2016/11/17

エとウ

1
壮大だった。Pファンクの親玉であり、プロデューサーかつビジネスマンとして、ファンカデリック/パーラメントを成功に導いた手腕の凄まじさよ。 そして成功の陰で、脈々と行われた側近達による数えきれないほどの著作権や知的財産権の搾取。その法的闘争の日々(現在進行形)。その渦中でも時代のミュージシャンとコラボレートしながら、絶えず曲を書いてきたジョージ・クリントン師匠のヴァイタリティに度肝を抜かれっぱなしだった。あんたやっぱり規格外だぜ、師匠!2019/06/02

halfpint

1
自伝を読みながらPファンクを聞き返す楽しい時間。。。ファンカとパーラのアルバムの時系列だいぶ間違ってた、『Standing On The Verge…』『Up For The Down Stroke』『Let's Take It To The Stage』『Chocolate City』『Mothership Connection』『Kidd Funkadelic』と来るのか。パーラはずいぶんアトなんですな。なるほどなるほど。ブーツィとバーニー在籍時の無敵感はすごいなあ。2017/10/21

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